山下美夢有「今は目の前の一試合に集中してやることが大事」 大詰め五輪争い 次週メジャーへ連覇で弾みつける

2024年6月13日(木)15時58分 スポーツ報知

プロアマ戦で笑顔を見せる山下美夢有(カメラ・今西 淳)

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◆女子プロゴルフツアー ニチレイレディス プロアマ(13日、千葉・袖ケ浦CC新袖C=6584ヤード、パー72)

 昨年大会覇者の山下美夢有(みゆう、加賀電子)がプロアマ戦で最終調整後、意気込みを語った。「調子はだいぶ良くなってきている」と、前週まで「モヤモヤ感がある」としていたショットの感じは良好なようだ。

 24日時点の世界ランクを基にした五輪ランクで決定するパリ五輪代表(現状2枠)争いは大詰めを迎える。今週と次週のメジャー、全米女子プロ選手権の2戦を残すのみ。「(五輪に)行けるなら行きたいけど、今は目の前の一試合に集中してやることが大事。あとはメジャーも、今年は大事にしているところなので、いかにそこ(全米女子プロ)でどれだけ結果を出せるか」と今後の戦いを見据えた。

 世界ランクは2週前の全米女子オープンを制した笹生優花が日本勢トップの8位で、五輪争いで大きく抜け出している。2番目の枠をランク19位の古江彩佳、20位の畑岡奈紗、21位の山下が争う構図となっている。

 「良い形で渡米? それはもちろん。この試合もしっかり、いい感じで(戦って)メジャーを迎えられたら」と言葉に力を込める。昨年大会は初日から首位を譲らない完全優勝。コースの印象について「グリーンも小さく、フェアウェーもトリッキーなホールが多いので、いかにフェアウェーをキープしてどれだけチャンスを取れるかが大事になる」と分析し、持ち前のショット精度の高さで攻略を思い描いた。

 最終日の16日は「父の日」。昨年はコーチで父の勝臣(まさおみ)さんに涙の「父の日V」を贈った。また、昨年は父に私服をプレゼントしたという。山下は「優勝して、いい報告できたらいいなと思います」。今年も父の前で連覇を飾り、五輪争いに向けて大一番となるメジャー大会へ弾みをつける。

スポーツ報知

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