米記者が訴えた大谷翔平の「異常さ」 投打で一流の活躍を続ける二刀流戦士の凄み「本当に狂気の沙汰。誰も気づいていない」

2023年6月15日(木)15時30分 ココカラネクスト

直近7試合で打率5割と打ちまくっている大谷。その好調ぶりには米記者も舌を巻く(C)Getty Images

「ミスター・ジューン」——。そう呼ばれる偉才は、やはり6月に入って調子を上げてきた。大谷翔平(エンゼルス)である。

 現地6月14日に敵地で行なわれたレンジャーズ戦でも彼の打棒は異彩を放った。チームが5点差を追っていた9回表に1死二塁で、相手守護神ウィル・スミスと対峙した大谷は、カウント94.1マイル(約151.4キロ)の4シームを強振。左中間へ138.1メートルの特大アーチを放ったのである。

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 今季21発目の一打でアメリカン・リーグの本塁打王争いでも単独トップに立った大谷。直近7試合で打率.500、長打率.1.107、5ホーマーと量産体制に入ってきた感がある。この一流クラスの数字を中5日で先発登板をしながらマークしているというのだから、もはや驚くほかにない。

 無論、現地の識者たちも愕然とするばかりだ。米メディア『Barstool Sports』などで執筆しているジャレッド・カラビス記者は「誰もがショウヘイ・オオタニに憧れるのは分かる」と自身のツイッターに投稿。そのうえで、次のように記し、現球界において「唯一無二」とされる二刀流戦士の凄みを訴えた。

「(憧れるのは)当然だ。だけど、450フィート以上の高さの特大弾を打てて、MLB全体のホームラン王争いでも1本差と迫り、しかもピッチャーとしてアメリカン・リーグで2番目に多くバッターを三振させたことがどれほど異常なことか。これは本当に狂気の沙汰だよ。これには、誰も気づいていないような気がするね」

 今季の大谷はチーム内だけで見ても17冠と驚異的なパフォーマンスを披露。リーグ全体で見ても、打者として本塁打(21)、長打率(.610)、OPS(.987)で堂々の1位。投手としても被打率(.172)と最小であり、奪三振数もケビン・ガウスマン(ブルージェイズ)に次ぐ2位(102)だ。いずれもカラビス記者が訴えたように「異常」だ。

 いまや当たり前のように投打でハイスタッツをマークするようになった。だからこそ、彼を見る側は大谷の活躍がいかに異次元なものなのかを忘れてはいけない。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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