ヤマハ:クアルタラロ、総合6番手でQ2進出。モルビデリは総合17番手に留まる/第7戦ドイツGP初日

　6月16日、2023年MotoGP第7戦ドイツGP MotoGPクラスのプラクティス1、2がドイツのザクセンリンクで行われ、モンスターエナジー・ヤマハMotoGPのファビオ・クアルタラロは総合6番手につけ、Q2進出を果たした。フランコ・モルビデリは総合17番手に留まり、Q1から巻き返しを図る。

　クアルタラロは初日午前に行われたプラクティス1の序盤から好調な走りを見せた。残り10分の時点で7番手につけ、14ラップ目には1分21秒054へ更新。さらにプッシュを強めていくなか第1コーナーで転倒を喫したものの、トップから0.352秒差の6番手をキープしてセッションを終えた。プラクティス2では、全26周中の22周目で1分20秒623へとタイムを更新。この結果、プラクティス1と同じ0.352秒差で6番手を獲得した。

　一方のモルビデリはプラクティス1のアタック中の第11コーナーで転倒。全15周中、6周目に記録した1分22秒076がベストタイムとなり18番手に留まった。プラクティス2は、転倒によるイエローフラッグが多く、レッドフラッグによる中断も発生するなど、ラップタイム短縮は難しい状況だった。そのなかでモルビデリは、懸命にアタックを試み、全25周中、24周目に1分21秒122へとタイムを更新。これにより、トップとの差を0.851秒まで縮めてセッション16番手、総合では17番手となった。

■ファビオ・クアルタラロ（P1：6番手、P2：6番手）
「とてもハッピーだよ。依然としてトップからは離されているけど、直接Q2へ進出できたことをうれしく思っている。明日はさらに何かをつかみ、少しでも前のポジション……できれば1列目か2列目を狙っていきたい。簡単なことではないけれど、それを達成できれば、日曜日も必ずいい仕事ができると確信している」

■フランコ・モルビデリ（P1：18番手、P2：16番手）
「かなり複雑な一日だった。午前中のセッションで転倒したことで、作業プログラムを予定通りに進められなかったことは確かだよ。最後は決勝用セッティングでのペースアップに取り組み、それは非常にうまくいった。希望を持ってアタックを試みたけど、思うようなグリップを得ることができず、ブレーキも期待通りとはいかなかった。おもにブレーキングでタイムをロスしてしまって、結局Q2進出は叶わなかった。それでもトップ10まで0.3秒とかなり近づいている。今日はQ2に入れなかったけれど、明日またトライするよ」