CL準決勝第1戦、ドルトムントがPSGに先勝! 互いに再三の決定機もフュルクルク弾が決勝点に

2024年5月2日(木)5時57分 サッカーキング

先制点を決めたフュルクルク[写真]=Getty Images

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 チャンピオンズリーグ(CL)・準決勝ファーストレグが5月1日に行われ、ドルトムント(ドイツ)とパリ・サンジェルマン(PSG/フランス)が対戦した。

 ドルトムントはCL準々決勝でアトレティコ・マドリードとの激闘を2戦合計5−4で制し、11シーズンぶりのベスト4進出を決めた。その後のブンデスリーガでは1分1敗と結果を残せなかったが、本拠地『ジグナル・イドゥナ・パルク』の力強い後押しを受けて先勝を目指す。

 一方、PSGはCL準々決勝でバルセロナを2戦合計6−4で下し、4シーズンぶりにベスト4進出。その後、リーグ・アンで1勝1分として3連覇を決めて、アウェイのCL準決勝第1戦へ臨んだ。

 試合は36分に均衡が破れた。ニコ・シュロッターベックがロングフィードを送ると、ニクラス・フュルクルクが絶妙なタイミングで相手の最終ラインの背後へ抜け出し、見事なトラップでボールを収める。フュルクルクはそのまま左足を振り抜き、GKのニアサイド射抜いてゴールネットを揺らした。ドルトムントが先制に成功する。

 PSGは失点の場面でフュルクルクに寄せたリュカ・エルナンデスが負傷。リードを許したうえ、アクシデントでセンターバックの交代を余儀なくされる苦しい展開となった。

 先制点で勢いづいたドルトムントは44分にも決定機を作る。左サイドからカリム・アデイェミが低いクロスを入れると、フュルクルクが収めて、最後はマルセル・ザビッツァーが右足でボレー。鋭いシュートは枠を捉えたが、ジャンルイジ・ドンナルンマの好セーブに阻まれ、得点には至らなかった。

 後半に入ると、PSGが波状攻撃を仕掛ける。51分、左サイドでボールを受けたキリアン・エンバペがペナルティエリア内に侵入して右足でシュート。これがポストに跳ね返り、その流れの中からアクラフ・ハキミがシュートを放ったが、再びポストに当たってゴールラインは割らず。同点に追いつくことはできなかった。

 その後も、PSGが猛攻を仕掛けた。54分には再びエンバペがペナルティエリア内からシュートを放つが、グレゴール・コベルが正面でセーブ。55分にはマルキーニョスのアーリークロスをゴール前でファビアン・ルイスが合わせるが、枠に飛ばすことができなかった。
 
 一方、ドルトムントも60分に決定機を作った。左サイドをジェイドン・サンチョがドリブルで突破し、マイナスのクロスを送ると、最後はゴール前でフュルクルクがシュート。しかし、これは枠を捉えることができなかった。

 両チームともにアグレッシブに攻め合い、ゴール前まで迫る白熱した展開となった。ただ、PSGがより多くの決定機を作っていく。72分には、エンバペの浮き球パスからウスマン・デンベレがゴール前でシュート。しかし、コベルが好セーブに阻まれる。さらに80分には、ハキミのパスからゴール前でフリーになったデンベレがシュートするが、これも枠を捉えきれず、同点弾が遠かった。

 一方、ドルトムントも84分にペナルティエリア内でブラントが決定的なシュートを放つが、マルキーニョスの見事なブロックに阻まれる。その流れから生まれたマルコ・ロイスのヘディングシュートも枠内を捉えることができなかった。

 両チームともに数多くのチャンスを作ったが、第1戦はこのまま1−0でドルトムントが勝利。第2戦はPSGの本拠地『パルク・デ・プランス』で行われ、日本時間5月7日(火)28時キックオフ予定となっている。

【スコア】
ドルトムント 1−0 パリ・サンジェルマン

【得点者】
1−0 36分 ニクラス・フュルクルク(ドルトムント)


【動画】“黄色い壁”ドルトムントサポーターの応援

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