中上貴晶、転倒で右手の小指に痛み「100パーセントの状態ではない」/第7戦ドイツGP初日

2023年6月17日(土)10時55分 AUTOSPORT web

 6月16日、2023年MotoGP第7戦ドイツGP MotoGPクラス初日のプラクティス1、2がドイツのザクセンリンクで行われ、中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)は初日総合18番手となった。


 初日は雲が多く広がる天候となり、プラクティス1の中盤には小雨が降り出すという難しい天候となった。中上はフロントにソフト、リヤにミディアムタイヤでアタックし、序盤に1分21秒518をマークして終盤まで2番手につけていた。残り10分を切る頃に再びアタックを開始し、ラストアタックで自己ベストタイムを0.237秒縮めて11番手となった。


 午後には雨が強く降り出す時間帯もあったが、MotoGPクラスのプラクティス2はドライコンディションで行われた。しかし、ウエットパッチが残る難しい路面状況となり、転倒が相次いで2度の赤旗中断を挟むセッションとなった。
 
 中上も序盤に11コーナーで転倒を喫してしまい、その際にグラベルの上を跳ねた影響でマシンは大きなダメージを負っているようだった。その後、メディカルセンターに向かった中上は、セッション終了まで走行を行っておらず、20番手で終えている。


 2戦連続で初日に転倒を喫してしまったが、幸い骨折など大きなケガはなかったようだ。しかし、2022年の第15戦アラゴンGP決勝で負傷した右手の小指に痛みを抱えているという。土曜日の朝に右手の状態を確認し、問題がなければ出場する予定となっている。


■LCRホンダ・イデミツ
中上貴晶(P1:11番手/P2:20番手)

「今日の転倒は激しいものでした。いま、100パーセントの状態ではありませんが、大丈夫です。11コーナーでフロントを失い、転倒しましたが、その際手に衝撃を受けました」


「転倒の原因は、タイヤの温度が上がりきっていなかったためだと思います。今日はコンディションが不安定で、予測するのが難しい状況でした。すばらしい仕事をしてくれたチームに感謝したいです」

中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)/2023MotoGP第7戦ドイツGP 初日
中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)/2023MotoGP第7戦ドイツGP 初日
中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)/2023MotoGP第7戦ドイツGP 初日
中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)/2023MotoGP第7戦ドイツGP 初日
中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)/2023MotoGP第7戦ドイツGP 初日

AUTOSPORT web

「ドイツ」をもっと詳しく

「ドイツ」のニュース

「ドイツ」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ