野尻智紀がトップタイム発進。終盤に計時が混乱/第5戦SUGO土曜フリー

2022年6月18日(土)11時34分 AUTOSPORT web

 6月18日(土)、宮城県のスポーツランドSUGOで全日本スーパーフォーミュラ選手権第5戦の土曜フリー走行が行われた。当初9時10分からの90分が予定されていたセッションでは赤旗中断もあるなか、野尻智紀(TEAM MUGEN)がトップタイムをマークしている。


 第4戦オートポリスから4週間。スーパーフォーミュラの舞台は東北、SUGOへと移った。サーキットは搬入日となった金曜日から引き続き、“梅雨の中休み”とも言うべきコンディション。仙台市の最高気温予想は28度と、真夏に近い陽気のなか、セッションがスタートした。


 なお、既報のとおりスポーツランドSUGOではサーキット設備の改修が行われ、東ピット棟が改められたほか、3コーナーのピットロード出口位置が変更されている。


 気温25度/路面温度36度というドライコンディションで始まったこのセッションでは、序盤にまずはニュータイヤを履いた大嶋和也(docomo business ROOKIE)が1分06秒649というトップタイムをマーク。


 その後、徐々にコースインしていく車両が増えるなか、牧野任祐(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)が1分05秒939と5秒台に入れて暫定トップに立ち、チームメイトの大津弘樹が2番手に続く形となった。


 セッション中盤、2021年王者で今季もランキング首位をゆく野尻智紀(TEAM MUGEN)が1分05秒878とわずかに牧野を上回り、トップに浮上する。


 残り30分、松下信治(B-Max Racing Team)が1分05秒台へ入れて3番手へとジャンプアップ。続く4番手には山本尚貴(TCS NAKAJIMA RACING)が浮上してきた。チームメイトの大湯都史樹も5番手に続いている。


 残り20分を前に野尻は1分05秒605と全体ベストをさらに更新。2番手以下を0.3秒以上、突き放す。


 セッション終盤、気温28度/路面温度43度と暑さが増すなか、各車は最終アタックへ。しかし残り7分を切ったところで突然赤旗が提示される。


 この赤旗中に計時モニターの表示が更新され、サッシャ・フェネストラズ(KONDO RACING)が1分05秒456で首位、1分05秒595をマークした平川亮(carenex TEAM IMPUL)が2番手に浮上する形となっていた。


 セッションは10時43分に残り10分で再開。ここで計時モニターが突如リセットされ、赤旗以前のタイムがすべて表示から消え、この10分間のみのラップタイムが表示される事態に。


 そんななか、一度は大津が1分05秒479をマークしてモニター最上段を奪い、大湯、山本と続くが、これらを王者・野尻が1分05秒310と上回り、セッションは終了となった。


 なお11時25分現在、フリープラクティスのリザルトは発表されておらず、順位・タイムは不明確な状態となっており、上記記事内の各車のベストタイム等は変更となる可能性もある。


 第5戦のノックアウト予選はこのあと、14時から行われる。

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