エンバぺの蹴り直しPKが決勝弾、フランスがギリシャを下す…4連勝に加え全試合無失点

2023年6月20日(火)8時21分 サッカーキング

エンバぺのPKが決勝ゴールに [写真]=Icon Sport via Getty Images

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 EURO2024予選・グループB第4節が19日に行われ、フランス代表とギリシャ代表が対戦した。

 フランスは今回のEURO2024予選3試合を終えた段階で、3戦全勝を記録。8得点無失点とパーフェクトな試合を続けており、オランダ代表やアイルランド代表を破ってきた。今節はギリシャ代表とホームで激突。フランスは前節のジブラルタル代表戦からスターティングメンバー4名を入れ替え、ジュール・クンデやランダル・コロ・ムアニらが新たにスタメンに入った。対するギリシャ代表はコスタス・ツィミカスやギオルゴス・ギアクマキスらが先発に並んでいる。

 試合は立ち上がりからフランスがボールを保持して押し込む展開に。11分には左サイドでボールを受けたキリアン・エンバペがスピード溢れるドリブルで縦へ突破し、中央へ折り返したものの、走り込んでいたコロ・ムアニとキングスレイ・コマンにはわずかに合わず。25分にはペナルティエリア左でアントワーヌ・グリーズマンからのパスを受けたエンバぺがマイナスに送ると、浮き球のボールにコロ・ムアニが頭で反応したが、ヘディングシュートは枠を外れた。

 前半終了間際の44分にはフランスにこの日最大の決定機が到来。ペナルティエリア手前左寄りの位置で前を向いたコマンが背後のスペースへ浮き球のボールを供給すると、走り込んでいたクンデがダイレクトで合わせたが、ここはGKオディッセアス・ヴラホディモスがゴールを許さない。前半はこのままスコアレスで終了した。

 後半に入るとフランスが再びビッグチャンスを得る。49分、左サイド高い位置でボールを持ったテオ・エルナンデスがクロスボールを送ると、ペナルティエリア内でコンスタンティノス・マヴロパノスが振り上げた足がグリーズマンの頭部に入ってしまった。グリーズマンは出血する事態となり、フランスにはPKが与えられる。エンバぺが蹴ったPKは1度はGKヴラホディモスによって阻まれたものの、蹴る前にGKがゴールラインを離れていたことが確認され、蹴り直しが決定。2度目のPKをエンバぺが落ち着いて決め、フランスが先制に成功した。

 70分にはコマンからのスルーパスに抜け出したコロ・ムアニが決定機を迎えたものの、背後から寄せてきたマヴロパノスに倒されてしまう。このプレーでマヴロパノスにはレッドカードが提示。フランスは残りの20分強を数的優位で過ごすこととなった。87分には再びフランスのスピード溢れるカウンターが炸裂。自陣でコーナーキックを跳ね返したところからウスマン・デンベレが加速。中央を破って左に繋ぐと、エンバぺはペナルティエリア左から中央へ折り返したが、デンベレにはわずかに合わなかった。

 試合はこのままタイムアップ。フランスは追加点こそ挙げられなかったものの、これで4試合連続のクリーンシートを達成。ギリシャとの接戦を制し、4連勝を飾った。次節は9月7日の開催予定となっている。フランスはホームでアイルランドと、ギリシャは敵地でオランダと、それぞれ対戦する。

【スコア】
フランス代表 1−0 ギリシャ代表

【得点者】
1−0 55分 キリアン・エンバペ(PK/フランス代表)

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