首位ユーヴェ、冨安フル出場のボローニャ撃破…C・ロナウドのPK弾など2発快勝

2020年6月23日(火)8時41分 サッカーキング

冨安ボローニャ、ユーヴェに完敗 [写真]=Getty Images

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 セリエA第27節が22日に行われ、DF冨安健洋が所属するボローニャとユヴェントスが対戦した。冨安は右サイドバックとしてフル出場を果たした。

 先日行われたコッパ・イタリア決勝でナポリに敗れたユヴェントスは、立ち上がりから攻勢を強める。7分、冨安とマッチアップした左サイドのクリスティアーノ・ロナウドがカットインから強力な一撃を放つが、これはボローニャのGKウカシュ・スコルプスキがかろうじてセーブする。

 すると22分、コーナーキックの競り合いのなかでマタイス・デ・リフトが倒され、VAR(ビデオアシスタントレフェリー)の介入によりユヴェントスがPKを獲得。キッカーを担当したC・ロナウドは中央へと蹴り込みネットを揺らし、ユヴェントスが先制に成功した。

 36分、ボールを持って敵陣に侵入したデ・リフトの縦パスからフェデリコ・ベルナルデスキがワンタッチで落とし、ボールはパウロ・ディバラの元へ。ディバラは冷静にゴール左上へと流し込み、ユヴェントスがリードを広げる。

 40分には再びC・ロナウドと冨安が対峙。C・ロナウドは細かくフェイントを入れて冨安に揺さぶりをかけると、冨安の重心が左に傾いた隙に縦へと運び、左足で柔らかく浮かしたクロスを供給。しかし、詰めたディバラは不得意な右足で枠に持っていくことはできなかった。

 2点のリードで後半を迎えたユヴェントスは、53分にベルナルデスキがカットインから左足を振り抜いたが、これは惜しくも左のポストに阻まれる。一方のボローニャは攻め手に欠いて2点差を追いつけず。ユヴェントスは後半アディショナルタイム1分、ダニーロが2枚目のイエローカードで退場して数的不利になったが、守り切ってクリーンシートで再開初戦をモノにした。

 ユヴェントスは勝ち点を「66」に伸ばして首位をキープ。一方、敗れたボローニャはヨーロッパリーグ出場権の6位ナポリとの勝ち点差「5」を縮めることができなかった。次節、ボローニャはDF吉田麻也が所属するサンプドリアと、ユヴェントスはレッチェと対戦する。

【スコア】
ボローニャ 0−2 ユヴェントス

【得点者】
0−1 22分 クリスティアーノ・ロナウド(ユヴェントス)
0−2 36分 パウロ・ディバラ(ユヴェントス)

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