バニャイア、会心のポールポジション獲得。「これ以上はないと思った」/MotoGP第11戦オランダGP予選トップ3コメント

2022年6月26日(日)7時5分 AUTOSPORT web

 MotoGP第11戦オランダGPの予選がTT・サーキット・アッセンで行われ、MotoGPクラスでフロントロウを獲得したフランセスコ・バニャイア(ドゥカティ・レノボ・チーム)、ファビオ・クアルタラロ(モンスターエナジー・ヤマハMotoGP)、ホルヘ・マルティン(プリーマ・プラマック・レーシング)が会見に出席。予選日を振り返り、決勝レースへの展望を語った。


■フランセスコ・バニャイア(ドゥカティ・レノボ・チーム)/予選:ポールポジション


「これ以上(完ぺきなラップタイム)はない、と思ったから(オールタイムラップ・レコードを更新するトップタイムを記録したあとに)ピットインしたんだ。誰かがそのタイムを更新してもかまわないと思った。この予選にはとても満足だよ。午前中はコンスタントに力強い走りをするのにすごく苦労していたから。チームのおかげで、うまくいった」


「フリー走行4回目でレーシング・タイヤでうまくいくやり方がわかった。そして、タイムアタックでも僕たちはいつも強い。だからとても満足なんだ。でもそれ以上に、前進したことがうれしい」


「ファビオ(・クアルタラロ)はこのサーキットでいつもすごく強い。最初の2周だけではなく、最後まで戦いたい。でも、ホルヘ(・マルティン)やアレイシ(・エスパルガロ)みたいに今日すごくいい走りをしていたライダーがいる。このサーキットでは、レースの最初でギャップを広げるのは難しいと思うけど、僕たちはすでに1周目ですごく強い走りをすると証明した。ファビオもね。だからきっと差を広げることができると思う」


■ファビオ・クアルタラロ(モンスターエナジー・ヤマハMotoGP)/予選:2番手


「イタリアのバイク(ドゥカティとアプリリア)と戦うのにも、少し慣れてきたよ。ただ、前のシーズンよりも、素晴らしい予選にするのがちょっと複雑だ。本当に限界だった。次のラップでは少しタイムを落ちるとわかっていたからトライしたかったんだ。でも、とてもうれしいよ。今日はフロントロウが目標だったから、それを達成した」


「今はチャンピオンシップについてはあまり考えていないんだ。優勝、表彰台を争うポテンシャルはあると思う。今のところ、優勝や表彰台争いができるライダーが数人いる。だからチャンピオンシップについては後で考えるよ。明日の目標はいいレースをして、家に帰ることだ」


■ホルヘ・マルティン(プリーマ・プラマック・レーシング)/予選:3番手


「最初のアタックのときにすごくいい位置にいて、(マルコ・)ベッツェッキとジャック(・ミラー)の後ろにいた。そして、ジャックはファビオの後ろにいた。だからすごく速かったんだよね」


「後半のアタックで少しタイムを詰めようと思っていて、うまくいっていたんだけど、4コーナーでいきすぎてしまった。それで曲がり切れなくて、傾けすぎて(5コーナーで)クラッシュしてしまったんだ。それでもすぐにマシンを起こして、ハンドルバーは広がってしまっていて、ウイングもなかったけど、1分32秒を出したんだ。明日に向けてとてもいい走りができていると思うよ」


「確かに、フリー走行4回目でのペッコ(フランセスコ・バニャイア)とファビオのペースを見ていると僕はまだコンマ数秒足りないけど、でも表彰台争いができると思う。いいスタートを切って、できるだけ彼らに接近していたいね」


「全体的に、全てのサーキットでとても自信がある。二つのコーナーでタイムをロスしていたようだから、そこを改善できれば、彼ら(バニャイアとクアルタラロ)に接近できると思う。通常、レースではフリー走行4回目よりもフィーリングが少しよくなる。少しでも前進できればと思う。ウオームアップ・セッションで何か見つけることができれば、彼らに近づけると思っている」

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