ミラン加入発表秒読みと囁かれる鎌田大地に地元メディアから期待の声！「ロッソネリは確実に一歩を踏み出した」

ミラン入りが確実視される鎌田。チームの軸になれるか注目だ(C)Getty Images

　現地の評価は上々のようだ。

　ACミラン移籍決定が秒読みと報じられている鎌田大地。計5シーズンでプレーしたフランクフルトからの退団が決定しており、今夏の他クラブへの移籍の行方が兼ねてより注目を浴びている。26歳の去就は国内外で多くの人々の関心を寄せるトピックとなっている。

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　シーズンでは公式戦で16ゴール7アシストを記録するなど、主力として堂々たる数字を残した。日本代表としても、今月行われた国際親善試合に招集され、ペルー戦では1アシストを含む、2得点に絡んでおり、十分な存在感をみせていた。

　日本のサッカーファンからも待望視されている、ミラン決定の正式発表こそまだであるものの、現地ではすでに加入を前提とした上での日本人ミッドフィールダーの特徴を紹介する記事が配信されている。そこには大きな期待の言葉が綴られているようだ。

　イタリア国内メディア『Milan.news』では現地時間、6月25日に「カマダは保証人」と独特の表現でのタイトルのトピックを配信している。その中では、首脳陣の退任が相次いだ現在のミランの経営陣に「企業の意思決定や市場での運営の面で少なからず困惑を引き起こした」と苦言を呈しながら、鎌田獲得については「これほど落胆したことはなかった環境において、攻撃的ミッドフィールダーの名前はファンを少しでも元気づけることができるはずだ」として、ポジティブな要素であると述べた。

　さらに「しばらく前から交渉が決まっているように見え、日本人は、ロッソネリを着る準備をしている」と加入が決定的であると主張し、加えて「ダイチ・カマダはミランの環境に楽観主義を植え付けることができる。この5年間で56ゴールという数字は、トレクァルティスタ（トップ下）にとって決して少ない数字ではない」とプレーやスタッツを称賛。

　その上で「イタリア・サッカーの難しさと自分を照らし合わせなければならないだろうし、きっとプレーのスペースも少なくなる」と数々の苦難もあるとしながら「26歳であり、まだ伸びしろのあるこの日本人選手を過小評価しないように」と記し、続けて「ロッソネリは確実に第一歩を踏み出したと言える」と鎌田獲得への前向きな言葉を並べている。

　すでに欧州においてその実力が広く伝わっている鎌田。加入正式決定を前にして、辛口として知られるイタリアメディアからも極めて高い評価が送られていることは明らかのようだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]