オランダはデ・リフト痛恨の退場…チェコが2発快勝で2大会ぶりの準々決勝進出!
2021年6月28日(月)2時54分 サッカーキング
EURO2020決勝トーナメント1回戦が27日に行われ、オランダ代表とチェコ代表が対戦した。
オランダはグループCを3戦全勝で首位突破。1988年大会以来の優勝を目指して、3大会ぶりの決勝トーナメントに挑む。対するチェコはグループDを1勝1分1敗の3位で終了。各組3位チームの2番手に入り、2大会ぶりにグループステージ突破を決めた。
試合はオランダが先に攻勢に出た。8分に右CKの流れでペナルティエリア右のメンフィス・デパイが右足で狙ったが、シュートは枠を捉えず。11分には右ウィングバックのデンゼル・ダンフリースが相手最終ラインの裏へ飛び出し、逆サイドのエリア左へ侵入。折り返せば、決定的なシーンだったが、惜しくも戻ったDFにブロックされた。
一方のチェコも徐々にペースをつかみ、22分にトマーシュ・ソウチェクがヘディングシュート。28分にはパトリック・シックがエリア前から左足ミドルシュートを放ったが、どちらも得点には結びつかなかった。その後はお互いにチャンスを作ったが、スコアレスのまま前半は終了した。
後半に入ってオランダが立ち上がりに絶好のチャンスを迎えた。51分、ドニエル・マレンが敵陣中央で受けると、前を向いて相手3人の間をドリブルで突破。エリア内に抜け出したが、GKトマーシュ・ヴァツリークをかわしきれず、カットされて惜しくも決定機を生かせなかった。
すると、オランダは直後にピンチを迎え、最終ラインのマタイス・デ・リフトが相手のロングパスを対処しきれず、シックとの競り合いの中で手をつかってしまう。一時はイエローカードの判定だったが、VAR検証の結果、デ・リフトにはレッドカードが提示されて痛恨の一発退場となった。
数的優位に立ったチェコは64分、右サイドからのクロスがファーに流れると、パヴェル・カデジャーベクがエリア左フリーで受けてビッグチャンス。だが、右足シュートはダンフリースのスーパーブロックに阻まれた。それでも、チェコは68分に均衡を破った。右CKでファーポストのトマーシュ・カラスが折り返すと、逆サイドでフリーのトマシュ・ホレシュが頭で押し込んで先制ゴールを奪った。
リードを得たチェコはさらに80分、ホレシュが敵陣中央でセカンドボールを奪うと、そのまま勢い乗ってエリア左へ侵入して折り返す。これをシックが左足ダイレクトでニアに流し込んで、決定的な追加点を挙げた。シックは今大会4ゴール目となった。
試合はこのままタイムアップを迎え、チェコが快勝で2大会ぶりのベスト8進出を果たした。デ・リフト退場が響いたオランダは、33年ぶりの欧州制覇の夢がベスト16で途絶えた。
勝ち進んだチェコは7月3日に準々決勝でデンマーク代表と対戦する。
【スコア】
オランダ代表 0−2 チェコ代表
【得点者】
0−1 68分 トマシュ・ホレシュ(チェコ)
0−2 80分 パトリック・シック(チェコ)
オランダはグループCを3戦全勝で首位突破。1988年大会以来の優勝を目指して、3大会ぶりの決勝トーナメントに挑む。対するチェコはグループDを1勝1分1敗の3位で終了。各組3位チームの2番手に入り、2大会ぶりにグループステージ突破を決めた。
試合はオランダが先に攻勢に出た。8分に右CKの流れでペナルティエリア右のメンフィス・デパイが右足で狙ったが、シュートは枠を捉えず。11分には右ウィングバックのデンゼル・ダンフリースが相手最終ラインの裏へ飛び出し、逆サイドのエリア左へ侵入。折り返せば、決定的なシーンだったが、惜しくも戻ったDFにブロックされた。
一方のチェコも徐々にペースをつかみ、22分にトマーシュ・ソウチェクがヘディングシュート。28分にはパトリック・シックがエリア前から左足ミドルシュートを放ったが、どちらも得点には結びつかなかった。その後はお互いにチャンスを作ったが、スコアレスのまま前半は終了した。
後半に入ってオランダが立ち上がりに絶好のチャンスを迎えた。51分、ドニエル・マレンが敵陣中央で受けると、前を向いて相手3人の間をドリブルで突破。エリア内に抜け出したが、GKトマーシュ・ヴァツリークをかわしきれず、カットされて惜しくも決定機を生かせなかった。
すると、オランダは直後にピンチを迎え、最終ラインのマタイス・デ・リフトが相手のロングパスを対処しきれず、シックとの競り合いの中で手をつかってしまう。一時はイエローカードの判定だったが、VAR検証の結果、デ・リフトにはレッドカードが提示されて痛恨の一発退場となった。
数的優位に立ったチェコは64分、右サイドからのクロスがファーに流れると、パヴェル・カデジャーベクがエリア左フリーで受けてビッグチャンス。だが、右足シュートはダンフリースのスーパーブロックに阻まれた。それでも、チェコは68分に均衡を破った。右CKでファーポストのトマーシュ・カラスが折り返すと、逆サイドでフリーのトマシュ・ホレシュが頭で押し込んで先制ゴールを奪った。
リードを得たチェコはさらに80分、ホレシュが敵陣中央でセカンドボールを奪うと、そのまま勢い乗ってエリア左へ侵入して折り返す。これをシックが左足ダイレクトでニアに流し込んで、決定的な追加点を挙げた。シックは今大会4ゴール目となった。
試合はこのままタイムアップを迎え、チェコが快勝で2大会ぶりのベスト8進出を果たした。デ・リフト退場が響いたオランダは、33年ぶりの欧州制覇の夢がベスト16で途絶えた。
勝ち進んだチェコは7月3日に準々決勝でデンマーク代表と対戦する。
【スコア】
オランダ代表 0−2 チェコ代表
【得点者】
0−1 68分 トマシュ・ホレシュ(チェコ)
0−2 80分 パトリック・シック(チェコ)