昨夏に“10年契約”締結のレバンテMFが早くも退団か…宿敵バレンシア移籍の可能性が浮上

2023年6月29日(木)15時10分 サッカーキング

昨夏に大型契約を締結したMFペペルが早くも退団か [写真]=Getty images

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 昨夏にレバンテと大型契約を締結したスペイン人MFペペルが、早くもクラブを退団する可能性があるようだ。28日、スペイン紙『アス』が報じている。

 1998年8月11日生まれのペペルは現在24歳。2015年12月にクラブ史上最年少となる17歳4カ月でトップチームデビューを果たした同選手はその後、エルクレス(スペイン)やCDトンデラ(ポルトガル)へのレンタル移籍を挟み、2021年夏にレバンテに復帰した。同シーズンは守備力やゲームを読む力で中盤の定位置を確保したものの、チームはセグンダ降格の憂き目に。今シーズンも公式戦47試合に出場したが、昇格プレーオフ決勝戦でアラベスに敗れ、あと一歩のところで昇格を逃している。

 昨夏に、セグンダ降格に伴いMFエニス・バルディやFWホセ・ルイス・モラーレスらが移籍するなかで、クラブと2032年夏までの10年契約を締結したペペル。レバンテ愛を誓い、まさに“漢気”を見せた同選手だったが、今夏の移籍市場で早くも退団する可能性が浮上している。地元ラジオ局『Cadena SER』によると、クラブの財政的な観点から、昇格を逃したことにより帳尻合わせの選手売却が必須とのこと。そしてこの事情を踏まえた上で、同じ街の“宿敵”バレンシアがペペル獲得に300万ユーロ(約4億8000万円)を用意しているようだ。

 一方で『アス』は、レバンテの会長職に就くキコ・カタラン氏が、ペペルを契約解除金の500万ユーロ(約7億9000万円)以下では売却しないことを断言したと報じた。同会長は「ペペルには500万ユーロの契約解除金が設定されている。もし彼が退団を望むなら、それはとても簡単なことだ。ペペルからの申し出を受けたときに、初めてレバンテが決断する」と語りつつ、「我々はバレンシアの関心を知っているし、その条項について照会もした。これは非常にシンプルなこと。レバンテはペペルを売りたくない、バレンシアはペペルを欲しがっている。契約解除金よりも安価では売却するつもりはない」と明かしている。

 なおバレンシアの他、ヘタフェも同選手の獲得に関心を寄せているとのことだが、レバンテの新たな象徴への物語は、早すぎる結末を迎えることになるのだろうか。

サッカーキング

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