大谷翔平が2戦ぶりの26号ソロ、12戦9発でキング独走 6月12発目で50・7発ペース、スプラッシュ弾はならず

2024年6月30日(日)8時48分 スポーツ報知

◆米大リーグ ジャイアンツ—ドジャース(29日、米カリフォルニア州サンフランシスコ=オラクルパーク)

 ドジャース・大谷翔平投手(29)が29日(日本時間30日)、敵地・ジャイアンツ戦に「1番・指名打者」でスタメン出場し、同点の3回1死走者なしの2打席目に、2試合ぶりの本塁打となる26号ソロを放った。メジャー通算打点は「499」となった。

 1—1の同点で迎えた2打席目。1ボール2ストライクから2球ファウルで粘った6球目だった。2番手右腕・ハワードの甘く入った85・6マイル(約137・8キロ)を捉え中堅へ打球速度109・7マイル(約175・7キロ)、打球角度35度、飛距離412フィート(約126メートル)という26号勝ち越しソロを運んだ。

 オラクルパークの右翼場外のマッコビー湾に飛び込む本塁打は「スプラッシュヒット」と呼ばれ、ボートに乗った人たちがホームランボールに群がる光景は名物。正式認定されるのはジャイアンツの選手が放った103本のみだが、大谷にも日本人初の偉業に期待がかかっていた。5月14日(同15日)に大谷は右中間最深部へ446フィート(約136メートル)のアーチを放ったが、飛んだ方向が中堅寄りだったことで海まで届くことはなく、「打った瞬間(場外まで)いくかなと思ったんですけど」と悔しさをにじませていたが、この日も試合前から海には10隻ほどのボートなどが待機していたが、中堅へのアーチで「スプラッシュ」とはならなかった。

 25、26日(同26、27日)の敵地・ホワイトソックス戦では2試合連続先頭打者本塁打を放っていた大谷。史上4人目の3試合連続先頭打者本塁打の期待がかかった前日28日(同29日)は球審の微妙な判定にも泣かされて1打席目は3球三振に倒れた。5回1死三塁の3打席目は申告敬遠で歩かされるなど、3打数1安打で2試合連続本塁打と10試合連続打点が止まったが、悔しさをぶつけるように2試合ぶりにアーチを描いた。

 21年に13発、23年に15発を打って2度の月間MVPに輝いた得意の6月はこの試合を含めて残り2試合で12発目。16日(同17日)の本拠地・ロイヤルズ戦からの12試合で9本目と勢いが止まらなくなってきた。

 チーム84試合目での26号。レギュラーシーズン162試合に換算すると50・1発ペースだ。21年の自己最多46本、本塁打王に輝いた23年の44本を上回り、日本人初の50発も超えるペース。毎年6月に調子を上げる要因を「シーズンに慣れてくるのもそうですし、シーズンの中でいいところ、悪いところ、いろいろ改善しながらちょうどそういう波が来やすいのかなとは思う」と分析し、「まずは継続はしたいですし、これをしっかり最後まで、シーズンの後も見据えてしっかりと継続できればいいのかなと思います」と話していた大谷。勢いはどこまで続いていくのだろうか。

スポーツ報知

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