年俸73億円超えでも「バーゲンだ!」 稀有すぎる大谷翔平の新契約がトラウト超えの史上最高額になる理由

2023年7月1日(土)6時0分 ココカラネクスト

今季終了後にFAとなる大谷。新たな契約はメガディールが見込まれ、アメリカのメディアでさまざまな意見が浮上している(C)Getty Images

 快進撃が止まらない大谷翔平(エンゼルス)。群雄割拠のメジャーリーグでも異彩を放つ天才はいったいどれほどの価値があるのだろうか。

 今の大谷は相手からすれば手のつけようがないほどにノリに乗っている。とりわけ打撃成績は目を見張るものがあり、今月に入ってから14本塁打、長打率.919、OPS 1.398と、およそ投手のそれとは思えぬ数字を残している。

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 歴史的に見ても稀有な存在となっている大谷。今季終了後にFA(フリーエージェント)となる彼に値打ちをつけるとした場合に、どれだけの金額がふさわしいのかは、実に興味深いテーマだ。

 すでに米国内でもしきりに論じられている大谷の査定額。各識者やメディアの間で議論がヒートアップするなか、米メディア『Grind City Media』のポッドキャスト番組「Gary Parrish Show」のホストを務めているガリー・パリッシュ氏は「ありとあらゆる予想金額は安いものばかりだ」と論じた。

 米スポーツ専門局『CBS Sports』のアナリストを務めている同氏は、「ある代理人」から得た12年6億ドル(約870億円)というFA後の契約予想を「これってかなりお買い得だと思わないか。私はそう思うよ」とキッパリ。年俸にして5000万ドル(約72億5000万円)のメガディールが「破格だ」とする理由を語った。

「たしかに12年契約が本当に良いかはわからない。シンプルなものなら40歳までの契約になるからね。でも、1年5000万ドルなんて問題ないよ。いま、球界で一番年俸が高いピッチャーはジャスティン・バーランダーとマックス・シャーザーの4300万ドルだ。これ以上に稼いだピッチャーはいない。一方でバッターの最高額はジャッジの4000万ドルだ。だから、単純に計算して最高のバッター+最高のピッチャーと契約をしようとした場合には、最低でも年間8300万ドルはいるんだ。だから、5000万ドルなんてバーゲンだよ!」

 投手と打者の両面で球界最高クラスのパフォーマンスが期待できる大谷の「市場価値」を強調したパリッシュ氏は、「誰かがジャッジとバーランダークラスの選手が1年あたり5000万ドルで買えるって言うなら私は即決するよ」と断言。さらに「とにかくオオタニは信じられないよ。本当にありえない存在だ。野球史上で最高額の契約にサインするのは間違いないよ」「トラウトよりも1億5000万ドル以上は上回るはずだ」と予想した。

 現時点で球界最高の契約となっているのは、エンゼルスの主砲マイク・トラウトが2019年に締結した12年総額4億3200万ドル(約482億円)。これを上回るとなれば、その内容がエポックメーキングなものになるのは間違いない。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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