次々加入の新戦力が躍動する新庄ハムで注目集める「秘密兵器」の存在

2023年7月4日(火)13時24分 ココカラネクスト

韋駄天、五十幡のパフォーマンスに注目が高まりそうだ(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext

 快進撃を続ける日本ハムで新庄剛志監督の選手再生法が話題を呼んでいる。

 先に中日からトレードで新加入した郡司裕也捕手は6月30日のオリックス戦(エスコンフィールド)から1軍初昇格を果たすと、同日に「2番・指名打者」で先発出場、移籍後初打席で初安打をマークすると、さらに翌日の7月1日の試合でもマルチ安打を記録、続く2日の試合も3安打の猛打賞と勝負強い打撃で存在感を示した。お立ち台では「この場所に立ちたかった」とフレッシュな感想を漏らした。

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 今後は出場機会を増やすために一塁での守備も練習するなど、チームにとってはまた一つ選手起用の選択肢が増えることに。また今季のチームでは阪神からトレードで移籍してきた江越大賀、ソフトバンクから近藤健介のFA移籍に伴い人的補償で獲得した田中正義など元々在籍していた球団では力を発揮しきれなかった選手が活躍している例が目立つ。新庄監督流の選手サポート術が生きているとあって、注目を集めている。

 好循環が続くチームにまた一つ明るい材料となりそうなのは、左太もも裏の肉離れで戦線離脱していた五十幡亮汰外野手が、7月4日のソフトバンク戦(ペイペイドーム)から1軍に合流することにもある。5月6日の楽天戦で走塁中に足を痛め、登録抹消。その後、慎重に調整を進めながら、この日を迎えた。

 足をからめた攻撃も持ち味とされる新庄野球にとって俊足で知られる五十幡は指揮官もキーマンに指名するなど、開幕前から注目を集めていた。昨年は4月に腰の手術を受けるなどリハビリ期間が長くシーズンを通して戦えなかったとあって、今季の爆発が期待されていた。

 五十幡は5月の離脱前までは27試合に出場、打率・278、10盗塁といずれも高いアベレージを残していたとあって、現在3位のロッテを6ゲーム差で追うチームの起爆剤となれるか。注目の存在となりそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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