首位横浜FM、上位対決を3発で制して6連勝! 広島は暫定3位浮上ならず

2022年7月6日(水)20時58分 サッカーキング

横浜FMと広島が対戦した [写真]=J.LEAGUE via Getty Images

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 明治安田生命J1リーグ第20節が6日に行われ、首位横浜F・マリノスと4位サンフレッチェ広島が対戦した。

 前節は国立競技場で清水エスパルスを5−3で下し、リーグ戦5連勝でJ1通算500勝を達成した横浜FMが、上位に食らいつきたい広島をホームに迎えての一戦。広島と勝ち点差「1」の3位川崎フロンターレも6日にサガン鳥栖戦を予定していたが、鳥栖のチーム内で新型コロナウイルスが拡大した影響で試合中止となっており、広島は引き分け以上で暫定3位に浮上するチャンスがめぐってきた。

 ともにハイプレスを掲げるチーム同士の対戦。序盤は横浜FMがスピード感を持って優勢に進めたが、チャンスはゴールに結びつかない。15分過ぎからは広島も敵陣でプレーする時間が増え、何度か相手のゴールを脅かす。

 試合の均衡が破れたのは31分、横浜FMが先制する。ピッチ中央でルーズボールを回収したエウベルが、右サイドのスペースに向かって走り出した水沼宏太にスルーパスを供給。水沼は柔らかいピンポイントクロスで折り返し、ファーの小池裕太が頭で合わせて押し込んだ。小池は移籍後リーグ戦初得点となった。

 追いかける展開となった広島は43分に絶好機が到来。スルーパスに抜け出した佐々木翔が左から折り返し、ニアに飛び込んだナッシム・ベン・カリファが右足アウトサイドで合わせる。しかし、これはポストを叩いて同点とはならず、広島は1点のビハインドで折り返した。

 広島は55分、藤井智也が放ったシュートのこぼれ球に東俊希が反応して左足一閃。ボレーシュートは相手に当たって軌道が変わると、わずかにゴールの右横へと外れて得点には至らない。

 次の1点が生まれたのは58分、横浜FMがリードを広げる。ピッチ中央で相手と入れ替わったレオ・セアラは左の宮市亮に預け、宮市はペナルティエリア右の水沼へと大きく展開。水沼はワンタッチでマイナス方向に落とし、後ろから飛び込んだ小池龍太が右足を振り抜いてシュート性のボールを放つ。ゴール前の西村拓真がコースを変えて押し込み、4試合連続のゴールで今季8点目を記録した。

 その後はお互いにチャンスが生まれるが、後半アディショナルタイム1分に横浜FMが試合を決定づける3点目を獲得する。スルーパスに抜け出した仲川輝人が右サイドの深い位置から折り返し、ゴール前に飛び込んだ宮市が右足で合わせる。シュートはクロスバーに当たってゴールに吸い込まれ、宮市は2試合連続ゴールとなった。

 3−0で勝利した横浜FMは6連勝。広島は2試合ぶりの敗戦で暫定3位浮上のチャンスを逃した。次節は10日に行われ、横浜FMは敵地でセレッソ大阪、広島はホームで湘南ベルマーレと対戦する。

【スコア】
横浜F・マリノス 3−0 サンフレッチェ広島

【得点者】
1−0 31分 小池裕太(横浜FM)
2−0 58分 西村拓真(横浜FM)
3−0 90+1分 宮市亮(横浜FM)

【スターティングメンバー】
横浜FM(4−2−1−3)
高丘陽平;松原健(57分 小池龍太)、畠中槙之輔(69分 藤田譲瑠チマ)、エドゥアルド、小池裕太;岩田智輝、山根陸;西村拓真;水沼宏太(69分 仲川輝人)、レオ・セアラ(80分 マルコス・ジュニオール)、エウベル(57分 宮市亮)

広島(3−4−2−1)
大迫敬介;塩谷司、荒木隼人、佐々木翔;柏好文(46分 藤井智也)、松本泰志(61分 柴﨑晃誠)、野津田岳人(67分 野上結貴)、東俊希;森島司、満田誠(87分 棚田遼);ナッシム・ベン・カリファ(61分 ジュニオール・サントス)

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