吉田正尚、7試合連続マルチで「1942年以来」の記録を達成!米メディアは「新人王候補」と絶賛

2023年7月10日(月)14時46分 ココカラネクスト

打率.316と好調な吉田は、ア・リーグ首位打者争いで3位につけている(C)Getty Images

 前半戦の最後に強烈なインパクトを放った。

 レッドソックスの吉田正尚は現地時間7月9日(日本時間10日)、本拠地でのアスレチックス戦に「5番・指名打者」で先発出場し、8回に迎えたこの日の最終打席で決勝の第10号ソロ本塁打を放った。レッドソックスは4-3で勝利し、吉田はこの日もマルチ安打を記録、チームの白星に大きく貢献する結果を残すこととなった。

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 逆方向への打球が大きくグリーンモンスターを越えた。3-3の同点で迎えた8回の第4打席、このイニング先頭で打席に立った吉田は、ホワイトソックス3番手の左腕、ケン・ウォルディチャックに対し、2球で追い込まれるも、ファールで粘るなどしてチャンスを待つ。そして、6球目に投じられた高めのストレートをミートすると打球はレフト方向へ高々と上がりそのままスタンドへ。「マッチョマン」がパワーをみせつけ、ホームスタジアムを大いに沸かせている。

 この吉田の一振りが試合を決め7試合連続での複数安打、チームも5連勝と最高の形でオールスターブレークに入る。再び火のついた吉田のバッティングには現地メディア『FanNation』も球団記録を掘り起こすなどしながら、特集記事で大きく報じている。

 同メディアは「日曜日の勝利に大きく貢献したのは、8回裏に決勝ホームランを打ったレッドソックスのルーキー、マサタカ・ヨシダだった。彼はまた、チームにとって80年以上達成されなかった歴史を作った」と称え、レッドソックスにおいての同様の記録についても言及。「ヨシダは1942年のジョニー・ペスキー以来となる7連続マルチヒットを放ったレッドソックスのルーキーだ」と紹介している。

 他にも「彼は打率.316、10本塁打、44RBI、6盗塁と優秀な成績を残している。アメリカン・リーグの新人王候補であることは間違いない」と現在の好調ぶりを評し、加えて「この29歳はまた、トレバー・ストーリーとアダム・デュバルの怪我や、エンリケ・ヘルナンデス、クリスチャン・アローヨ、トリストン・カサスの不振をカバーする程の活躍だ」と述べるなど、チームの中でも際立った成績であると賛辞を贈った。

 メジャー1年目にして、首位打者タイトル獲得の期待も抱かせている吉田。NPB時代から、夏のシーズンにはよりコンディションを上げると定評があるだけに、球宴明けからもさらに目の覚めるような打撃をみせてくれるはずだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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