「シアトルへ来い！」――大谷翔平へ米球宴で異例の大チャントが巻き起こる 敵戦士も思わず「凄まじい選手だ」と驚嘆
2023年7月12日（水）10時29分 ココカラネクスト
自身3度目の球宴で打席に立った大谷。そんな天才にはまさかのコールが送られた。(C)Getty Images
千両役者はやはり人気度も次元が違う。
現地7月11日にメジャーリーグはオールスターが行なわれ、注目を集めた大谷翔平（エンゼルス）はアメリカン・リーグの「2番・指名打者」で先発。1回裏に巡ってきた第1打席は、相手先発ザック・ギャレンを前にフルカウントから空振り三振に倒れた。
【動画】普段は敵地のシアトルで沸き起こった異例のチャント 大谷翔平への大合唱をチェック
結果は凡退に終わったものの、それでも異能の二刀流戦士は小さくない話題を生み出した。打席に入った際の一コマだ。普段は敵地であるマリナーズの本拠地T-モバイルパーク全体から「Come to Seattle！（シアトルに来い）」という大合唱が沸き起こったのである。
今オフにFA（フリーエージェント）となる大谷。それを熟知しているからこそ、シアトルのファンたちは異例のチャントを送ったのだろう。にしても、その声援の大きさは二刀流戦士の人気や知名度の高さを十分に物語るものだった。
この驚きの大合唱には現役スターたちも驚嘆している。米スポーツ専門局『FOX Sports』の試合中継で特別にマイクをつけていたナショナル・リーグの一塁手フレディ・フリーマン（ドジャース）は、実況から「君たちもチャントをショウヘイに送りたいか？」と問われ、「いや、それはタンパリング（不正）になっちゃうからね(笑)」と冗談を吐露。そのうえで次のように語った。
「30球団すべてのチームがショウヘイを一人ずつえるのは良いんじゃないかな？(笑) 彼は言葉にするのも難しいぐらいに凄まじい選手だよ。彼についてどう思うかは毎年聞かれるけど、言葉は思いつかないんだ。毎年さらに良くなっていっているからね」
球界の誰もが欲しがる大谷。その存在感はやはり唯一無二だ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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