【阪神】近本の穴埋まるか 期待集める「ロマン砲」の名前

2023年7月13日(木)12時49分 ココカラネクスト

豪快な打撃が魅力の森下(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext

 阪神は12日のDeNA戦」(甲子園)に5−4のサヨナラ勝ち。ドラフト1位ルーキーの森下翔太が同点2ラン、サヨナラ犠飛を放つなど大暴れ、この勝利で2位のDeNAに3ゲーム差をつけた。

【動画】サヨナラを決めたのはドラ1ルーキー!4−4で迎えた9回一死満塁の場面で森下がサヨナラ犠飛を決めた場面

 「1番・中堅」で先発出場した森下の見せ場は2点を追う8回に訪れた。メジャー好きということもあり対戦を楽しみにしていたサイ・ヤング賞右腕、トレバー・バウアーの152キロ直球をフルスイング、打球はぐんぐんと伸びて左中間スタンドへ飛び込む、値千金の同点2ランを放った。

 これだけでは終わらない。4−4で迎えた9回一死満塁。今度は3番手ウェンデルケンの直球をしっかり捉え、センターへ運んだ。飛距離十分、打った瞬間にサヨナラを確信した犠飛を決め、ホームに戻ると祝福のウォーターシャワーを浴びた。

 このカードでは中大の先輩、相手4番の牧秀悟との対決も注目を集めた。牧が15号2ランを放つと、森下も負けじとバウアーからホームラン、この試合では牧、森下ともにホームランを含む3打点をあげながら、最後はルーキーの気迫に軍配が上がった形だ。

 ここまでリードオフマンとしてけん引役を務めた近本光司が故障離脱したことで、チームにとって懸案だった1番打者問題にも森下の存在が光を与えている。1番として入った試合の打率は286、2本塁打5打点としっかり数字を残し始めている。

 入団時からフルスイングが持ち味、バウアー撃ちまで果たし、ますますその破壊力に期待も高まる。チームではこの日、8回にプロ2年目、前川右京もバウアーから右中間二塁打を放つなど、ドラフト1位ルーキーの森下、この前川と若きロマン砲がチームに力を与えている。

 この勢いのまま、3連勝を果たせるか。今後も若虎の活躍に注目が集まりそうだ。 

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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