豪国内では代表復帰を待望する声も…GKランゲラックが自身の決断に言及「後悔はないよ」

2022年7月19日(火)16時50分 サッカーキング

オーストラリア代表引退について改めて語ったGKランゲラック [写真]=Getty Images

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 名古屋グランパスの元オーストラリア代表GKランゲラックが、同国代表について語った。オーストラリアメディア『シドニー・モーニング・ヘラルド』が伝えている。

 現在33歳のランゲラックはメルボルン・ビクトリーでプロキャリアをスタートさせると、ドルトムントやレバンテなどでプレーし、2018年に名古屋グランパスへと加入。1年目から明治安田生命J1リーグ全試合に出場した同選手は、再三に渡ってビッグセーブでチームを救い、最終節での逆転残留に大き貢献した。その後、同クラブの“レジェンド”楢崎正剛氏から背番号『1』を継承。2021年シーズンはJ1リーグ歴代最多となる21試合でクリーンシートを達成し、同年のベストイレブンにも選出された。

 今年6月に行われたFIFAワールドカップカタール2022大陸間プレーオフで、南米予選5位のペルー代表と対戦し、PK戦の末に、本大会への切符を手にしたオーストラリア代表。5大会連続のW杯出場を決めたことについて、ランゲラックは「(オーストラリアでは)マンションの半分くらいの住民が目を覚ましたと思うよ。朝4時か5時頃、スタッフや選手たち、みんなにお祝いのメッセージを送った。“サッカルーズ(オーストラリア代表の愛称)”は、まるでファミリーのようだ」と母国の本大会出場を喜んだ。

 オーストラリア代表の正守護神として君臨するGKマシュー・ライアン(レアル・ソシエダ/スペイン)。所属クラブではセカンドGKの座に甘んじているものの、かつて代表チームでポジション争いを繰り広げた同僚について、“ミッチ(ランゲラックの愛称)”は「彼は本当によくやってくれたよ。おそらく、アジア予選におけるオーストラリア代表のベストプレーヤーだと思う」と評価。続けて「いつも言っているけど、彼がサッカルーズのシャツを着ている間、ミスをした覚えがない。これはとても凄いことだよ。マシューのようなGKを見ていると、ただただ脱帽してしまう。精神力、集中力、回復力、その全てが出来てこそ、本物の才能なんだ」と称賛した。

 2021年5月に「家族を優先させたい」と決断し、“サッカルーズ”からの引退を発表したランゲラック。本大会出場を決めたものの、オーストラリア国内ではGK陣の実力を不安視する声が上がっており、仮にランゲラックが代表復帰した場合、同選手は選出確実との見方もあるようだ。しかしながら、ミッチは「引退したんだ」と強調しつつ、「自分にとってベストな決断をする必要があった。後悔はないよ。本大会への出場権を獲得した彼らを見て、本当に興奮している。ワールドカップで、多くの人に衝撃を与えてくれることに期待だ」と改めて自身の選択に悔いがないことを口にしている。

サッカーキング

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