大谷翔平 移籍先の有力候補、ヤンキースに指摘される「獲得ネック」とは

2023年7月20日(木)6時0分 ココカラネクスト

驚愕のハイペースで本塁打を量産する大谷の勢いが止まらない(C)Getty Images

  後半戦も3戦連発となる35号をマークするなど、現在ア・リーグのホームランキング独走中のエンゼルス・大谷翔平。最近では闘志むきだしのシーンも話題を呼んでいる。

 連日活躍を続け、日米の野球メディアの話題の中心にいる大谷に関して、絶えず飛び交っているのが、「FA問題」だ。

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 今オフにFAとなる二刀流の去就をめぐっては現地時間8月1日のトレード期限をめぐっても注目を集めている。そんな大谷の契約について、スポーツアンカー・田中大貴氏のYouTubeチャンネル「アスリートチャンネル」に出演したMLB評論家・福島良一氏が自身の見解を交え語った。

 長年メジャーリーグの評論、取材活動を続けてきた福島氏は大谷の移籍について「可能性が高い」と話す。

 気になるのは、その移籍先。巷では様々な球団が移籍候補として挙げられているが、福島氏が「環境を変えずに刺激を求めたいと考えると」と、第一に挙げたのが、ドジャースだ。

 同じロサンゼルス地区にあり、現在所属するエンゼルスが本拠地を置くアナハイムからは車でおよそ1時間ほど、気候はほとんど変わらないだけに、環境面でのストレスはほぼないことも大きなメリットとなる。

 一方、多くのメディアが名を挙げ、移籍先の筆頭候補とも言われているのが、ヤンキースだろう。

 福島氏いわく、近年アメリカンリーグ東地区のチームは5球団全て勝率5割以上をマークしているように、東のチームの方がレベルが高く、その理由は西の球団から多くのスーパースターが集まっているからではないかと指摘する。

 だがそのヤンキースには、大谷を補強する上で最大のネックともいえる点があるとも話す。

 それが、DH枠の問題だ。

「DHというポジションは、専任ではなく、レギュラー、特にベテランを休ませるためのポジション。特に最近は、ジャンカルロ・スタントンが主にDHを務めていますし、彼は長期契約を結んでいる。ここが難点ですね」

 チーム状況や戦力分布を考えるとヤンキースの獲得は難しいと見解を示したが、逆に既に大谷獲得に向け、大谷がDHを務められるよう戦力の準備を整え始めているチームが、ドジャースとメッツだという。

 福島氏は、その点に関して「資金力を考えれば1番強いのはメッツですが、確率が高いのはドジャースだと思いますね。というのも、気候的な問題が大きい。東に行くと、春先や秋は寒く夏は蒸し暑い。その点ロサンゼルスは大谷が6年間過ごしたということもあり、気候も安定していますからね」と、総合してドジャースが有利ではないかと口にした。

 とはいえ、エンゼルスも、大谷が二刀流でプレーをする上で入団当初から最大限のサポートを続けてきたのも事実。

 福島氏も、「日本人はチームへの愛情とか忠誠心というものもある。そこを考えるとどうかというところもありますね」と、ここまで育ててくれたチームへの感謝がどう決断に影響するのかといったところもポイントに挙げた。

 果たして、大谷は今オフどのような決断を下すのか。

 今季は開幕前のWBCの激闘から、シーズンに入って圧巻の快進撃、さらにシーズンオフまで1年中話題の中心となることは間違いなさそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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