なでしこと同組のスペインが女子W杯白星発進! コスタリカを圧倒、シュート数は驚異の「45」

2023年7月21日(金)18時56分 サッカーキング

力の差を見せつけたスペインが白星発進! [写真]=FIFA via Getty Images

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 FIFA女子ワールドカップオーストラリア&ニュージーランド2023・グループC第1節が21日に行われ、スペイン女子代表とコスタリカ女子代表が対戦した。

 “4年に1度の祭典”は大会スケジュールの2日目に突入。なでしこジャパン(日本女子代表)が入ったグループCの初陣が行われ、スペインとコスタリカが相見える。スペインはUEFA欧州女子選手権2022こそベスト8敗退となったものの、後に優勝することとなるイングランド女子代表が対戦相手だった。2年連続で女子バロンドールに輝いたアレクシア・プテジャスを擁しており、今大会では悲願の初優勝を狙う。対するコスタリカは2大会ぶりのW杯出場だ。2022年のCONCACAF・Wチャンピオンシップは4位。2015年のカナダ大会ではグループステージ敗退となっており、まずは初のグループ突破を目指す。

 試合は立ち上がりからスペインがボールを握って攻撃に出ると、21分に均衡が破れる。敵陣左サイドで細かくパスを繋いだスペインは、スルーパスに抜け出したエステル・ゴンサレスがペナルティエリア左のスペースに侵入。ダイレクトで中央へ折り返すと、これがコスタリカのオウンゴールを誘い、スペインが先手を取った。

 先制点からわずか2分後、スペインは右サイドから再び攻撃へ。深い位置からの折り返しにアイタナ・ボンマティが反応すると、ワンフェイクで寄せてきた相手をかわし、左足で狙い澄ました一撃を沈める。27分には右サイドからのアーリークロスにジェニファー・エルモソが頭で反応。ヘディングシュートはクロスバーに嫌われたものの、こぼれ球をエステル・ゴンサレスが押し込み、およそ5分間の時間でスペインが3点を記録した。

 勢いが止まらないスペインは33分、ペナルティエリア手前でボールを拾ったオルガ・カルモナがドリブルでボックスに侵入すると、キックフェイントで相手のファウルを誘発し、PKを獲得。しかし、PKキッカーのジェニファー・エルモソが左足で放ったシュートはコスタリカのGKダニエラ・ソレラに阻まれた。最終的に前半はスペインの3点リードで終了している。

 後半に入っても試合の様相は変わらず、スペインがボールを保持して敵陣に押し込む展開に。何度もコスタリカのゴールに襲い掛かりながら、45分間にアディショナルタイムの5分を加えても4点目は生まれなかった。だが、コスタリカに付け入る隙を与えず、最終的には45本ものシュートを記録。スペインが3−0と白星を飾り、幸先の良いスタートを切っている。

 グループCのもう1試合、なでしこジャパンとザンビア女子代表の一戦は、日本時間で22日の16:00にキックオフを迎える。試合の模様はNHK BS1で生中継され、およびFIFA+でも配信される。次節は26日に行われ、スペインはザンビアと、コスタリカはなでしこジャパンと、それぞれ対戦する。

【スコア】
スペイン女子代表 3−0 コスタリカ女子代表

【得点者】
1−0 21分 バレリア・デル・カンポ(OG/スペイン女子代表)
2−0 23分 アイタナ・ボンマティ(スペイン女子代表)
3−0 27分 エステル・ゴンサレス(スペイン女子代表)

サッカーキング

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