MotoGP:クラッチローの左舟状骨骨折の手術が成功。第3戦出場の可否は木曜のメディカルチェックで判断

2020年7月22日(水)19時8分 AUTOSPORT web

 7月21日、LCRホンダ・カストロールは、カル・クラッチローの骨折した左舟状骨(手首にある小さな8個の骨のひとつ)の手術が成功したことを明らかにした。


 クラッチローは、MotoGP第2戦スペインGPのウォームアップ走行で転倒、脳震盪と首を痛めたことで決勝レースを欠場していたが、後に左手の舟状骨も骨折していたことが判明。21日にバルセロナの病院で手術を行ったという。


 LCRホンダのチーム代表ルーチョ・チェッキネロは、無事にクラッチローの手術が成功したことを喜んでいる。


「今朝、カルの左手首の手術を行ってくれたミル医師と彼の医療チームに感謝します。骨折を固定するために舟状骨に小さなボルトが挿入されました。ミル医師から手術の成功が伝えられ、カルは今日の午後遅くに病院から退院します」


「すべてが順調に進んだ場合、木曜日の朝にヘレスに戻って、ドルナのメディカルディレクター、アンヘル・シャルテに会いレースに出場できるか評価してもらいます。私たちは、金曜日のフリー走行でカルがマシンに乗れるようすべての準備ができるように取り組んでいきます」


 左手首付近の小さな骨である舟状骨は、ホルヘ・ロレンソも2019年1月に骨折した経験を持つ。クラッチローは第3戦アンダルシアGPでの復帰を目指すが、完治までに長時間を要す場所でありハンドル操作は厳しいものになるだろう。


 第2戦スペインGPでは、マルク・マルケス(レプソル・ホンダ・チーム)が決勝レース中の転倒で右上腕骨を骨折。アレックス・リンス(チーム・スズキ・エクスター)も予選で転倒して右肩を骨折しており、連戦となる第3戦アンダルシアGPではすでにマルケスの欠場が発表されている。


 クラッチローの場合も、MotoGPマシンのコントロールをする手首の骨折なため、レースに出場できるかは未知数だろう。

2020年MotoGP第2戦スペインGP予選:カル・クラッチロー(LCRホンダ・カストロール)


AUTOSPORT web

「骨折」をもっと詳しく

「骨折」のニュース

「骨折」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ