LEXUS TEAM ZENT CERUMO スーパーGT第4戦SUGO 予選レポート

2017年7月23日(日)11時32分 AUTOSPORT web

2017 AUTOBACS SUPER GT Report
SUGO GT 300km RACE
第4戦 スポーツランドSUGO


ZENT CERUMO LC500
#38 立川祐路/石浦宏明


◆7月22日(土) QUALIFY
公式予選総合結果 12位(1分12秒365)


<公式予選>天候:曇り コース状況:ドライ


 第2戦富士での優勝の後、第3戦オートポリスを10位で終え、貴重な1ポイントを加え2017年シーズン序盤の3戦を終えたLEXUS TEAM ZENT CERUMO。その後2017年シリーズは2カ月間のインターバルを迎えたが、チームは6月に3回のテストをこなし、第4戦の舞台である宮城県のスポーツランドSUGOに乗り込んだ。


 現在シリーズランキング3位につける立川祐路/石浦宏明組のZENT CERUMO LC500だが、スーパーGT特有のウエイトハンデが現在60kgとなっている。今季は50kgのハンデを超えた車両は車載ウエイトとともに、燃料流量リストリクターが制限されることになっており、前戦オートポリスでもその制限が効いてしまい、本来のZENT CERUMO LC500の速さを思うように発揮することができなかった。


 チームは3回のテストで、制限を受けながらも速さを発揮する方法を探ってきたが、やはりハンデが効いている。ただそれはランキング上位のライバルたちも同様で、このスポーツランドSUGOでの第4戦も、現在の条件のなかでベストな順位で終えることがLEXUS TEAM ZENT CERUMOにとっては最大の目標だ。


 迎えた7月22日(土)のSUGOは、前日まで出ていた雨の天気予報とはまったく真逆の晴天模様。しかも朝から非常に蒸し暑く、チームスタッフたちは大粒の汗をかきながら準備を整え、午前9時05分からの公式練習に臨んだ。


 ドライコンディションのなか、ZENT CERUMO LC500は開始からしばらくしてから、立川がステアリングを握りコースイン。途中赤旗中断などもあった公式練習だったが、立川と石浦は交代しつつZENT CERUMO LC500を調整していく。最終的に立川、石浦ともに17周ずつをこなし、石浦がマークした1分13秒099がZENT CERUMO LC500のベストとなった。ただ、上位とはやはり差があることから、チームはさらなるステップアップに向け予選へ調整していった。


 午前はうだるような暑さだったスポーツランドSUGOだが、ちょうどお昼どきを過ぎたあたりから、急速に雲が増えはじめた。天気予報を見ると、非常に強い雨をともなう雨雲が周囲にわき出ていた。そして、GT300クラスの公式予選がスタートする午後2時10分を前にして、ポツポツと雨が降りはじめる。


 ただ、幸いにして強い雨は降らず、GT500クラスのQ1を迎えるころになると雨はほぼ止んだ。雨が強くなるならすぐにコースインしたいところだが、他のGT500クラスのチームと同様、LEXUS TEAM ZENT CERUMOも午後2時36分のQ1開始からしばらくはピットに留まった。


 Q1のアタッカーを務めたのは石浦。ライバルたちとともに、Q1の残り8分を切ったあたりでコースインすると、念入りにタイヤを温め、まずは3周目に1分13秒539というタイムをマーク。さらに翌周には、目前で#46 GT-Rのコースアウトなどもありながら、1分12秒365というタイムを刻んだ。


 公式練習よりもZENT CERUMO LC500はいい手ごたえになってはいたものの、石浦のタイムに対してライバルたちはどんなタイムを出してくるのか……!? チームはモニターを見つめたが、やはりライバルたちが速い。予選Q2まではわずかなタイム差ではあったものの、12番手で予選を終えることになってしまった。


 とは言え、このスポーツランドSUGOでのレースは例年荒れる展開が多い。また、決勝日は雨の予報も出ており、どんなレース展開になるかは予想もつかない。目標のチャンピオンのためにも、12番手から上位を目指していく。


ドライバー/立川祐路


「3回のテストを経て作ってきたクルマで今回のSUGOに臨んでいますが、ウエイトハンデ等の状況を考えると、まずまずのクルマにはなっていたと思います」


「ただ、ライバルメーカーも速くなっていますし、ハンデが効いていて、ペースは苦しいものになっていました。予選も厳しくはなるだろうとは思っていましたが、そうなってしまいましたね」


「レースは天候も今のところ分かりませんが、どんな状況でもうまく上位に食い込むことができればと思います。大変だとは思いますが、全力を尽くしたいですね」

ZENT CERUMO LC500をドライブする石浦宏明(左)と立川祐路(右)


ドライバー/石浦宏明


「このラウンドまでの3回のテストで得られたものを踏まえてクルマを作り臨んだのですが、公式練習では少しバランスが悪く、どう修正しようかを考えながら、予選までにエンジニアと相談していました」


「途中雨も降ったりしたので悩みましたが、クルマのレベルは上がっていたと思います。ただ、午前から抱えていたオーバーステアの症状があったことと、またアタック中に目前でライバルがコースアウトしていたこともあり、少しタイムロスもあったかもしれません」


「とは言え、近いウエイトハンデのライバルも同じような順位にいますし、Q1突破のためには難しい予選でした。決勝は天気がどうなるか分かりませんが、ここからあきらめずに、上位を目指してしっかり頑張りたいと思います」


浜島裕英監督


「順位としては残念な結果ですし、ウエイトハンデとしては同じ#6 LC500の後塵を拝したのは悔しいですね。でも明日は明日ですから、チームみんなで一丸となってやっていきたいと思います」


「天候もどうなるか分かりませんし、我々のベテランドライバー、ベテランエンジニア、そして優秀なメカニックがきっとやってくれると信じています」


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