GK陣刷新のインテル、E・マルティネス獲得に動く? 初回オファーはアストン・ヴィラが拒否

2023年7月26日(水)9時56分 サッカーキング

3シーズンにわたりアストン・ヴィラの正守護神を務めているE・マルティネス [写真]=Getty Images

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 インテルがアストン・ヴィラに所属しているアルゼンチン代表GKエミリアーノ・マルティネスの獲得に動いている模様だ。アルゼンチンメディア『TyCスポーツ』が25日に報じている。

 今夏のマーケットにて、インテルは元カメルーン代表GKアンドレ・オナナをマンチェスター・Uへ売却。昨シーズンの公式戦41試合でゴールマウスを守り、コッパ・イタリアとスーペルコッパ・イタリアーナ優勝、さらにチャンピオンズリーグ(CL)での決勝進出に貢献した“守護神”が退団していた。加えて、11シーズンにわたって“ネラッズーロ”(黒と青/インテルの愛称)を支えてきた元スロベニア代表GKサミール・ハンダノヴィッチも同シーズン限りでの退団が決定。新たなシーズンに向けて、イタリア人GKラファエレ・ディ・ジェンナーロの加入こそ決まっているものの、GKチームの刷新を余儀なくされている。

 当初、インテルはバイエルンに所属しているスイス代表GKヤン・ゾマーの獲得に動いていたものの、現時点で交渉は停滞。インテルはターゲットの切り替えも視野に入れ、E・マルティネスが候補となった模様だ。インテルは既に1500万ユーロ(約23億円)のオファーを提示したものの、アストン・ヴィラはこのオファーを拒否。E・マルティネスとアストン・ヴィラの現行契約には契約解除条項が付いていないため、さらなる移籍金を用意して交渉に臨む必要があるという。アストン・ヴィラはインテルが提示した金額の2倍である3000万ユーロ(約47億円)前後を要求する見込みだ。

 同メディアによると、E・マルティネスにはトッテナムやチェルシーも関心を示していたものの、E・マルティネスはアストン・ヴィラを離れる場合はCL出場という条件を重視しているため、現時点で移籍成立の可能性は高くないと報じられた。E・マルティネス自身はインテル行きの扉を閉じていないものの、まずはインテル側がクラブ間交渉を順調に進めなければならないと指摘されている。

 現在30歳のE・マルティネスは2010年夏に18歳でアーセナルに加入するも、その後はレンタル移籍を繰り返す日々が続いた。2019−20シーズンはドイツ代表GKベルント・レノ(現:フルアム)の負傷に伴いシーズン終盤でゴールマウスを託されると、アーセナルのFAカップ制覇に貢献。同シーズンの終了後にアストン・ヴィラに完全移籍を果たすと、以降3シーズンにわたって正守護神に君臨している。また、FIFAワールドカップカタール2022では全7試合でゴールを守り、9大会ぶり3度目の優勝を果たすチームを最後尾から支えた。

 果たして、E・マルティネスのインテル行きは実現するのだろうか。今後の動向に注目だ。

サッカーキング

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