ホンダ、ザウバーF1との技術提携契約を白紙撤回。「双方の目指す方向性に相違が生じた」

2017年7月27日(木)23時31分 AUTOSPORT web

 ホンダは7月27日、4月30日に発表したザウバーF1との技術提携契約を解消したと発表した。


 ホンダとザウバーは、2018年からパワーユニット供給に関する契約を締結。2015年シーズンから手を組むマクラーレンに続いて、2チーム目のホンダエンジンユーザーが誕生する予定だった。


 しかし、ザウバーF1のチーム代表だったモニシャ・カルテンボーンが6月末にチームを離れ、新代表にフレデリック・バスールが就任してから状況が一転。バスールはホンダF1との契約は「早急に対処すべき最優先事項」としていた。


 今回、ホンダが発表したリリースでは、合意の白紙化について「ザウバーからの申し入れにより検討を進めてきた本プロジェクトですが、供給体制を整備するなかで双方の目指す方向性に相違が生じたため、提携解消の合意に至りました」と記されている。


 また、ホンダの山本雅史モータースポーツ部長は「ザウバーとは、供給決定までの過程で非常に良い信頼関係を築くことができており、一緒に2018年シーズンを迎えることを楽しみにしていました」と述べている。


「しかし、先方の運営体制の変化などに伴い、互いの目指す方向性に相違が生じたため、双方合意の上でパートナーシップ計画の解消を決定しました。これまでの協力に対してザウバーに感謝するとともに、今後の健闘を祈ります」


「今回、このような発表をしなければいけないことは残念ですが、Hondaのモータースポーツへの情熱と、F1に対する強いコミットメントに変化はありません」


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