S耐第4戦にデビューのROADSTER CNF concept、初日にクラッシュも決勝へ向け修復目指す

2023年7月28日(金)19時21分 AUTOSPORT web

 7月29〜30日に大分県日田市のオートポリスで開催されるENEOSスーパー耐久シリーズ2023 Supported by BRIDGESTONE第4戦『スーパー耐久レース in オートポリス』では、スーパー耐久機構が認めた開発車両が参加することができるST-Qクラスに新たなチャレンジャーとしてMAZDA SPIRIT RACING ROADSTER CNF conceptが参戦するが、走行初日となった7月27日(木)の特別スポーツ走行でクラッシュを喫している。チームは現在、決勝レースでの復活を目指し車両修復中だ。


 MAZDA SPIRIT RACINGは2023年のスーパー耐久に次世代バイオディーゼル燃料を使うMAZDA SPIRIT RACING MAZDA3 Bio concept、そしてグラスルーツからのステップアップをサポートする倶楽部 MAZDA SPIRIT RACING ROADSTERをST-5クラスに投入しており、2台体制でシリーズを戦ってきたが、今回の第4戦オートポリスから、新たな車両を加え3台体制を組んだ。


 その新車両が、2リッター直列4気筒のSKYACTIV-G自然吸気エンジンを使用するMAZDA SPIRIT RACING ROADSTER CNF concept。これまでST-Qクラスに挑戦し、カーボンニュートラル燃料を研究してきたORC ROOKIE GR86 CNF concept、Team SDA Engineering BRZ CNF Conceptと同じ燃料を使うことで、さまざまなエンジンでの実証実験を行うのが目的だ。


 そんなMAZDA SPIRIT RACING ROADSTER CNF conceptの緒戦となる第4戦オートポリスだが、酷暑のなか7月27日(木)にスタートした特別スポーツ走行で、まさかのアクシデントに見舞われてしまった。高速の100Rでクラッシュを喫してしまったのだ。


 車両はフロントが大きく破損しており、木曜の走行後、一度サーキット外に車両を送り修復を行っている。チームは7月30日の決勝レースを目指して修復を行っている。


「現在、決勝レースに向けて全力で修復を行っています」と言うのは、クラッシュ時にドライブしていた前田チーム代表。幸い大きな怪我などはなかった。


「クルマはすごく楽しく、良いタイムも出ていました。シェイクダウンとしてはすごく良い感触で、阪口良平選手も堤優威選手も好印象でした。もちろんまだシェイクダウンなので、まだまだ煮詰めるところは多いのですが、デビュー戦としては戦闘力があると思っていました」


 ホワイトのカラーリングのロードスターは非常に美しく、またクラッシュまではキビキビとした走りをみせていた。まずは決勝でその走りが戻ってくることを期待したいところだ。「とにかくスターティンググリッドに並べなければ。それに向けて、いまチームが全力で頑張ってくれています」と前田チーム代表は語った。

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