F1 Topic:フェリペ・マッサの体調不良は内耳炎か?

2017年7月30日(日)12時31分 AUTOSPORT web

 ハンガリーGPの土曜日フリー走行3回目に出走しながら、再び体調不良を訴えて、予選以降のセッションへの参加を見送ったフェリペ・マッサ。金曜日のセッション後、サーキット内のメディカルセンターで検査したが、原因が特定できなかったため、その後、ブダペストにあるMH EK ホンベードコールハス病院で再検査を受けたものの、大きな問題は発見されなかった。 


 一夜明けた土曜日、マッサはセッション開始前にFIAのメディカルチーム代表による検査を受け、パスしていたため、FIAはマッサの出走を認めていたが、フリー走行3回目でも再び体調不良を訴えたため、チームは苦渋の決断を下した。


 その後、チームからマッサの容態に関して正式な発表はされていないが、関係者によれば、マッサの症状は内耳炎だという。内耳炎は一般的に耳鳴や難聴を引き起こすが、別名「迷路炎」とも言われるように、めまいやや平衡障害を伴うという。感染経路は中耳腔炎症の波及のほか髄膜炎からの進展、血行性感染などがあるが、マッサの場合は明らかにされていない。


 問題は、完治までに時間がかかるということだ。もし、中耳炎から波及した場合は,その根治手術を行うほか、抗生物質の大量投与を行わなければならない。


 じつは元F1ドライバーで、現在イギリスのスカイ・スポーツTVの解説を務めているマーティン・ブランドルもイギリスGPで同じ病気を患い、このハンガリーGPを欠席。解説陣のひとりであるアンソニー・デビッドソンは「いまだにめまいがひどく歩行が困難な状態」だという。


 パドックはこんな噂がまことしやかに囁かれている。
「リカルドのシューイが感染源ではないか?」


 というのも、リカルドはアゼルバイジャンGPでシューイをマッサのチームメイトのランス・ストロールにやらせ、続くオーストリアGPではバルテリ・ボッタスが拒否したため、司会者だったブランドルにやらせていたからだ。


 果たして、6番手からスタートするリカルドが日曜日で表彰台に上がるのか? 戦々恐々の中、ハンガロリンクは日曜日の朝を迎えようとしている。

2017年F1第11戦ハンガリーGP ぶっつけ本番で予選に臨むポール・ディ・レスタ


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