【リーグワン】BL東京・SO中尾がPOM「諦めずに頑張った」体調不良乗り越え2戦連続先発で存在感

2024年4月27日(土)18時36分 スポーツニッポン

 ◇ラグビーリーグワン1部第15節 BL東京36—27東京SG(2024年4月27日 東京・秩父宮ラグビー場)

 今季2度目の府中ダービーは、BL東京が36—27で東京SGを下し、13勝目(1分け1敗)を挙げてレギュラーシーズン2位を確定させた。プレーヤー・オブ・ザ・マッチには2試合連続先発出場のSO中尾隼太が選出された。

 前半19分、左足でディフェンス裏へショートパントを上げ、CTBタマニバル、WTBコリンズと渡ってトライを演出。全5トライがバックス、しかもセットプレー起点のものがないという意外性のあるアタックをリードした中尾は、「あの場面も“空いている”という声が聞こえて蹴った」としてやったりの表情を見せた。

 22年春に日本代表に初招集され、同年11月のフランス戦で初キャップを獲得。一時は23年W杯代表候補に挙げられたものの、最近2年間は脳しんとうや度重なるケガに悩まされてきた。今季も前節の三重戦が初出場初先発で、この日が2試合目。それでもしっかりと役割を果たし、「苦しい時期もあったが、諦めずに頑張った」としみじみ語った。

 チームには今季からニュージーランド代表正司令塔のリッチー・モウンガが加入。黒衣の10番は開幕戦から12試合連続で先発していたが、実父が亡くなり一時帰国。巡ってきたチャンスをモノにした。トッド・ブラックアダー・ヘッドコーチも「今季は練習から高いスタンダードを見せてくれて、チャンスをつかんだ。他の(出場機会が少ない)選手にも、いい影響を与えてくれる活躍だった」と賛辞を贈った。

スポーツニッポン

「東京」をもっと詳しく

「東京」のニュース

「東京」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ