プレシーズンマッチで躍動…チェルシー期待の若手、ハドソン・オドイを紹介

2018年7月30日(月)21時22分 サッカーキング

プレシーズンマッチで活躍したハドソン・オドイ [写真]=Getty Images

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 プレシーズンマッチで2連勝を飾ったチェルシーの中で、ユース出身選手のカラム・ハドソン・オドイが好調を維持している。2試合連続のスタメン出場を果たし、アシストを記録するなど波に乗っている17歳を紹介する。

 2016年8月、当時16歳でチェルシーのU−18チームでデビューし、すぐさまレギュラーに定着。リーグ戦11試合出場3ゴール6アシストをマークして優勝に貢献しただけでなく、FAユースカップも制覇した。下部組織での活躍を認められ、今年1月にはアントニオ・コンテ前監督から抜擢される形でトップチームデビュー。チャンピオンズリーグのバルセロナ戦ではベンチ入りも果たして話題となった。また、昨年行われたU−17ワールドカップで全試合に出場し、イングランド優勝の立役者となった。

 最大の特徴は、自慢のスピードを生かした縦へのドリブル突破。サイドに張り出してボールを受け、1歩目で相手を置き去りにするドリブルはインテル相手にも通用した。さらに足元の技術とフィジカルの強さを持ち合わせており、インテル戦では3人に囲まれながらボールをキープし、密集地帯を切り抜けて逆サイドに展開する驚きのパフォーマンスを見せた。一方、味方を使うプレーには改善の余地がある。サイドバックと連携して崩す意識があまりなく、プレーが単調になりがちなのが欠点だが、時間をかけて仲間との連携を構築していければ解決する問題でもある。

 荒削りながらトップチームでも十分な活躍を披露したオドイは、チェルシーの未来を担う存在になるかもしれない。マウリツィオ・サッリ新監督は過去にエンポリを指揮した時、当時20歳のピオトル・ジエリンスキと21歳のシモーネ・ヴェルディを獲得してレギュラーに定着させるなど、若手の抜擢に積極的。指揮官の下で研鑽を積めば、アンドレアス・クリステンセン以来となるユース出身選手のトップチーム定着を狙える。

サッカーキング

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