失速気味のDeNAに球団OBは「勢いを感じなくなってきている」 復調が待たれる「起爆剤」の名前

2023年8月3日(木)14時40分 ココカラネクスト

ソト(写真)やオースティンの復調が、チームの起爆剤になると高木氏は言う(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext

 DeNAは8月2日の広島戦(マツダスタジアム)に2-4で敗れ、首位阪神との差が5・5ゲームに広がった。先発マウンドに立った濱口遥大は広島打線を6回2失点に抑える投球を披露したが、打線は11安打を放ちながらも残塁が目立ち2得点止まり。接戦を落とし、2位・広島に2連勝とはならなかった。

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 前半戦は阪神との熾烈な首位争いを見せ、交流戦では初優勝を果たすなど勢いがあったチームだが、7月は8勝13敗1分けと苦しい戦いを強いられ、現在は首位との差を離されてしまった。セ・リーグ4位の巨人は0・5差まで迫っており、Bクラス転落の危機を迎えている。

 1998年以来となる25年ぶりのセ・リーグ制覇を目指すDeNAだが、後半戦に入って失速気味のチーム状況に球団OBは危機感を示している。現役時代は大洋(現DeNA)で活躍、引退後は日本代表コーチも務め、現在は野球解説者として活躍している高木豊氏が自身のユーチューブチャンネルを更新し、DeNAについて言及した。

 高木氏は現在のチーム状況について「まったりしている期間が長い。本当だったら優勝できるようなチームはここから加速していくんだけど、それを感じない。(序盤の)勢いを感じなくなってきている」と語った。続けて「バウアーの力で何とかなりそうな気もするけど、1人だけの力では難しい。今のDeNAには危機感がある」と、現在のチーム状況に危機感を示した。

 さらに、同氏はそんなチーム状況を一変するような“起爆剤”となる選手についても言及。「ここら辺で欲しいのはオースティンの破壊力、ソトの本塁打王を獲った時くらいの打力が加わってくると勢いは出てくると思う。この2人がどう打線に絡んでくるのか。そこに懸けるしかないんじゃないかな」と両外国人の復調に期待した。オースティンとソトは現在、二軍で再調整中だ。7月は本拠地の横浜スタジアムで本塁打が0本に終わるなど元気がない打線に、一発が打てる両外国人の復帰が待たれる。

 25年ぶりの優勝を目指すDeNAは前半戦の勢いを取り戻し、首位に返り咲くことができるか。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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