GKデ・ヘア、スペイン代表の同僚から「カリウス!」と茶化される

2018年8月3日(金)18時27分 サッカーキング

話し合うデ・ヘア、アセンシオ、L・バスケス [写真]=Getty Images

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 レアル・マドリードとマンチェスター・Uが対戦したインターナショナル・チャンピオンズカップ(ICC)2018の一戦で、両チームに所属するスペイン代表選手の間で面白いやり取りがあったようだ。

 7月31日にマイアミで行われたこの試合は、マンチェスター・Uが2−1でレアル・マドリードを下した。だがその一方で、マンチェスター・Uのスペイン代表GKダビド・デ・ヘアがレアル・マドリードの同代表であるMFマルコ・アセンシオとFWルーカス・バスケスから茶化されていたという。

 試合前のプレイヤーズ・トンネルで顔を合わせた両チーム。デ・ヘアを見つけたアセンシオとL・バスケスは、「カリウス!」「カリウス!」「カリウス!」とにやけながら呼びかけた。

 これはもちろん、リヴァプールのドイツ人GKロリス・カリウスに他ならない。レアル・マドリードに1−3で敗れたチャンピオンズリーグ決勝で、スローイングをフランス人FWカリム・ベンゼマの足に当て、跳ね返ったボールが無人のゴールに飛び込むという世紀の大チョンボを犯した同選手の名を、この衝撃的なシーンを現場で目撃したアセンシオとL・バスケスはあえてデ・ヘアに対して使った。

 2018 FIFAワールドカップ ロシアにスペイン代表の正守護神として臨んだものの、大会を通じて精彩を欠いたデ・ヘア。特にポルトガル代表と3−3のドローに終わったグループステージ初戦では、体の正面に来たFWクリスティアーノ・ロナウドのシュートを後逸するという致命的なミスを犯したこともあり、1カ月以上経ってチームメイトからきついブラックジョークをかまされてしまった。

 このアセンシオとL・バスケスの行為は、傍から見れば度が過ぎた冗談にも捉えられかねない。だが、近付いて来た両選手としっかり抱擁を交わしたデ・ヘアは、笑顔を浮かべながら雑談を行った。カリウスの名を持ち出すのはいかがなものだが、これは仲の良い友人同士だからこそ取れる態度であり、喜びも悲しみも分かち合って来たチームメイト同士の友情や信頼が垣間見られた一瞬と言えるだろう。

文=北村敦

サッカーキング

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