雨の中スリックタイヤで攻めたマルケス「リスクを冒しすぎたかも」/MotoGP第10戦チェコGP 予選トップ3コメント
2019年8月4日(日)10時2分 AUTOSPORT web
MotoGP第10戦チェコGPの予選を終え、MotoGPクラスでフロントロウを獲得したマルク・マルケス、ジャック・ミラー、ヨハン・ザルコが会見に登場。天候に翻弄された予選を振り返った。
■マルク・マルケス/レプソル・ホンダ・チーム(予選ポールポジション)
「ポールポジションを獲得できてうれしい。後から状況を考えてみたら、必要のないリスクを冒していた。パルクフェルメではポールポジションで喜んでくれるチームのメンバーもいたけれど、重要なメンバーたちは僕がプッシュしたことに怒っていたよ、フロントロウを獲得するという目標のためにリスクを冒しすぎたからなんだけどね」
「雨が降り始めて、チャンスだと思った。100パーセント攻めようと決めたんだ。ポールポジションが獲得できたのはラッキーだったよ。フィーリングはすごくよかったんだけど、クラッシュしなかった。これが大事なことだ」
「明日についてはまったくもってわからないよ。タイヤもレースペースも、コース上のグリップも。難しいね。この難しい天候になった週末で、表彰台獲得に向けて挑みたい」
■ジャック・ミラー/プラマック・レーシング(予選 2番手)
「最初のアタックではマルクと同じ集団で走った。正直言って、スリックタイヤの方が、ウエットタイヤよりも安全に走れると思ったんだ」
「ただ、だいたい20秒くらい、スリックタイヤを履くという決断を下すのに長くかかってしまった。これが違いだったのだと思う。マルクの方が少し早く出ていった」
「ここまではいい感じに着ていると思う。チームはとてもよく働いてくれている」
■ヨハン・ザルコ/レッドブル・KTM・ファクトリーレーシング(予選 3番手)
「金曜日の時点では、僕はまだ速くなかった。改善点を探していたんだ。けれど今日のフリー走行3回目、そして午後には改善することができた。少しずつ攻められるようになったんだ」
「(予選では)ピットインしたときスリックタイヤの準備はできていたんだと思う。けれど、僕の感覚としては『ノー』だった。スリックでは走れないってね。だから、再びレインタイヤで出ていった。とにかく、フロントロウを獲得できたのは、幸先のいい後半戦のスタートだよ」
「明日はいいスタートを決めたい。それで、1周目でリードできれば、KTMにとってすばらしいことだろうね。なにしろ彼ら(と右横のマルケスを見る)はチャンピオンシップを考えているから、2周目について考えなければならないと思うから(笑)。とにかく、明日はスタートからトップ集団にいたいと思う」