ブライトン、MFカイセド残留へ期待感高める…要求額を満たすクラブは現れず

2023年8月4日(金)8時44分 サッカーキング

去就に注目が集まるカイセド [写真]=Getty Images

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 他クラブ移籍が盛んに噂されているエクアドル代表MFモイセス・カイセドだが、ブライトンは慰留に自信をのぞかせているようだ。3日、『BBC』や『スカイスポーツ』など複数のイギリスメディアが伝えている。

 現在21歳のカイセドは母国のインデペンディエンテ・デル・バジェの下部組織出身で、2019年10月にトップチームデビュー。その後2021年冬にブライトンに加入すると、同年8月からはベルギーへのレンタル移籍を経験し、2022年1月に復帰を果たした。昨シーズンはボランチを主戦場に公式戦通算43試合に出場し、チームの中心選手として活躍。クラブ史上初のヨーロッパリーグ(EL)出場権獲得にも大きく貢献した。

 直近の際立ったパフォーマンスにより、昨今の移籍市場では国内ビッグクラブの“注目の的”となっているカイセド。今年1月の移籍市場では、アーセナルが獲得に乗り出し、選手本人もクラブに退団希望を伝達。しかし、結果的に成立には至らず、同選手は3月にブライトンとの契約を2027年6月末まで延長した。

 今夏の移籍市場において、カイセドに熱烈な関心を寄せているのがチェルシー。今夏にマウリシオ・ポチェッティーノ新監督が就任した同クラブは、新たな“中盤の主軸”としてカイセドを迎え入れるべく、かねてより交渉を進行し、選手本人とは既に個人合意に達しているとも報じられている。しかし、これまで複数回に渡って提示した正式オファーは、いずれもブライトン側が拒否。現時点でクラブ間合意には至っていない。

 今回の報道によると、交渉の長期化を受け、ブライトン内部ではカイセドが今夏に残留するという楽観的な観測が強まっているという。複数回に渡ってオファーを提示したチェルシーに加え、現地時間2日水曜日には匿名のクラブがカイセド獲得に向けた入札を行なったものの、いずれもブライトンの評価額である1億ポンド(約181億円)を下回っていたとのこと。一部の関係者はチェルシーが金額を改善したオファーの提示に踏み切ることを予想しつつも、現在の状況が大きく変わるとは考えておらず、同選手の残留への期待感が高まっているようだ。なお、チームを率いるロベルト・デ・ゼルビ監督も、カイセドの残留を望んでいる旨を明言している。

 2023−24シーズンの開幕まで残り約1週間あまり。果たしてカイセドはどのクラブのユニフォームを着てプレーすることになるのだろうか。今後の動向にも注目が集まる。

サッカーキング

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