「とんでもない数字だ!」投打二刀流の大谷翔平に米球界が驚愕した「新たな勲章」

2023年8月5日(土)16時38分 ココカラネクスト

投打で異次元の成績を残して続けている大谷(C)Getty Images

 エンゼルス・大谷翔平は現地時間8月4日(日本時間5日)に本拠地で行われたマリナーズ戦に「2番・指名打者」で先発出場。第1打席は空振り三振、4点を追う3回無死一塁の第2打席では四球を選び、逆転を許した直後の4回二死無走者で迎えた第3打席は二塁打を放ち、これで9試合連続安打とした。

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 この日は初回に先発のリード・デトマーズがタイ・フランスに3ランを浴びるなど、いきなり4失点、エンゼルス打線も3回にマイク・ムスタカスの3ランなどで同点に追いつくが、直後の4回に再びデトマーズがフリオ・ロドリゲスに2ランを浴び、再び突き放された。

 点を取っても取り返される、そんなシーソーゲームの中で意地を示したのが大谷だった。5−7と2点を追う4回二死無走者で迎えた第3打席、相手先発、ルイス・カスティーヨの初球、内よりの直球をしっかり捉えると打球を左中間へ運んだ。あわや入るかと思われた強烈な二塁打で9試合連続安打とした。

 投打同時出場となった前日の試合では右手中指のけいれん、直近9試合で3度のけいれんを起こすなど、コンディション面も心配されているが、大谷はあくまで休養をはさむつもりはないという。

 3日(同4日)の試合では先発しながら指のけいれんで4回に途中降板、それでも8回にリーグ独走の40号を放ち、シーズン58・9発ペースにのせた。投手としては9勝をマークするなど、投打で異次元の成績を残して続けている。

 そんな大谷の新たな指標を示したのは米データ分析会社の「コーディファイ・ベースボール」のX(旧Twitter)だ。

 この日も第2打席で四球を選んでチームの好機拡大に貢献したが、この時点で「ここ最近の32試合で32四球」と出塁率の高さに着目、その上で「ショウヘイ・オオタニのOPSは今、1.101でこれはとんでもない」とレポートした。

 OPSとは打者を評価する指標の一つで出塁率と長打率を足し合わせた数字となる。数値が高いほど打席あたりでチームに貢献していることになり、メジャーにおいてもOPS、1・1超えは非常にまれといわれている。

 しかも大谷は投手としても高いパフォーマンスを示しているとあって、その点からも「とんでもない!」と改めて驚愕の声が飛び出したようだ。

 大谷はこの後の第4打席でも四球を選び、ただ9回無死一、二塁の好機で迎えた第5打席は空振り三振に倒れ、7−9とあと一歩及ばず。チームは4連敗となった。試合後のOPSは1・096となったが、今後のパフォーマンス次第でまた高い数字を残す場面もありそうだ。

 目指すワイルドカード争いに向け厳しい戦いが続く中、大谷の活躍に引き続き注目が高まる。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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