アルテタ監督、”難敵”パレスとの開幕戦へ意気込み「エネルギーと野心を持っている」

　アーセナルを率いるミケル・アルテタ監督が、新シーズンへの意気込みを語った。4日、クラブ公式サイトがコメントを伝えている。

　現地時間5日に開幕を迎える2022−23プレミアリーグ。アーセナルは開幕節でクリスタル・パレスとアウェイで対戦する。昨シーズンの対戦成績はアーセナルから見て1分1敗。今年4月に行われた”セルハースト・パーク”（クリスタル・パレスの本拠地）での一戦では、0−3の完敗を喫している。

　アルテタ監督は開幕戦に向けて、「我々はとても興奮しているし、新シーズンが待ちきれないよ。最高の形でスタートを切れるように集中して準備に取り組んできた」とコメント。対戦相手のクリスタル・パレスの印象については、4月の対戦（0−3）を振り返りつつ次のように語った。

「昨シーズンの彼らは、いかにタフで倒すことが難しいか、そしてホームでいかに安定しているかということを自分たちで示し、ビッグクラブとの対戦で素晴らしい結果を残した。我々との対戦でもそうだった。あの試合からは多くの教訓を得たよ。特に30分間は我々のレベルが、自分たちが必要とする水準に達していなかった。結果的にその代償を支払うことになってしまったね」

　昨シーズンのプレミアリーグでは5位に終わり、あと一歩のところでチャンピオンズリーグ（CL）出場権を逃したアーセナル。今夏の移籍市場ではブラジル代表FWガブリエウ・ジェズスやウクライナ代表DFオレクサンドル・ジンチェンコを獲得するなど、昨年夏に続き積極的な補強を敢行した。プレシーズンではそうした新戦力の活躍もあり、チェルシーやセビージャ相手に大量得点を奪って勝利するなど好調を維持。プレミアリーグでの躍進への期待も増している。アルテタ監督はプレシーズンを振り返った上で、シーズンの目標について以下のようにコメントした。

「我々は熱狂していると思う。プレシーズンでは良いパフォーマンスが見られ、良い結果を得られた。良い準備ができたし、望んでいたプレシーズンを過ごせた。しかし、明日の夜からはプレミアリーグのクラブとの対戦という全く異なった状況だ。その中で我々が何を期待できるかが明らかになる。ただ、今シーズンを成功させようというエネルギーと野心を持っていることは事実だ。明日はそれをピッチで示さなければならない」

　注目のプレミアリーグ開幕戦クリスタル・パレスvsアーセナルは、日本時間8月6日の午前4時にキックオフを迎える。