ベンテケがMLSへ…ルーニー監督率いるDCユナイテッドに完全移籍「彼は変化をもたらしてくれる」

2022年8月6日(土)16時30分 サッカーキング

ベンテケがプレミアリーグに別れ [写真]=Getty Images

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 メジャーリーグ・サッカー(MLS)のDCユナイテッドは5日、クリスタル・パレスからベルギー代表FWクリスティアン・ベンテケを完全移籍で獲得したことを発表した。

 プレミアリーグでの経験豊富なストライカーがMLSに新天地を求めた。MLSは春秋制リーグのため、ベンテケはDCユナイテッドと2024年末までの2年半契約を締結。1年間の契約延長オプションも付随しているという。MLSでは各クラブがサラリーキャップ(年俸総額の上限)の範囲外で2名まで選手を登録できる特別指定選手制度が設けられており、ベンテケはその1選手としてクラブに加入することとなる。

 ベンテケは1990年12月3日生まれの現在31歳。母国のヘンクでプロキャリアをスタートさせ、その後は国内の複数クラブを渡り歩いた。2012年夏にはアストン・ヴィラへと完全移籍し、プレミアリーグに初挑戦。在籍した3シーズンで公式戦101試合に出場して49ゴールを挙げると、2015年夏にはリヴァプールへとステップアップを果たした。しかし、リヴァプールでは定位置の確保に苦しみ、わずか1年で退団することに。2016年夏から今夏まで所属していたクリスタル・パレスでは、公式戦177試合でピッチに立ち、37ゴールを挙げた。

 2021−22シーズンは前半戦こそ主力として活躍したものの、徐々に序列が低下。後半戦はベンチを温める時間が増え、プレミアリーグでは25試合で4ゴール、合計1137分の出場にとどまっていた。ベルギー代表としてはこれまで45試合に出場して18ゴールを記録している。

 この夏からDCユナイテッドの指揮官に就任したウェイン・ルーニー監督は、ベンテケの加入について「クリスティアンは長い間最高レベルでプレーしてきたトップ選手だ。彼の経験、そしてゴールへの嗅覚はチームを助けてくれる。彼の能力は非常に貴重なものになるだろう。彼がこのクラブでプレーしてくれることは、チームにとっても私自身にとってもワクワクすることだ。彼は大きな変化をもたらしてくれるだろう」とコメント。自身の現役時代と同様にプレミアリーグで実績を残したストライカーの加入に期待を寄せた。

 今シーズン、DCユナイテッドはMLSのイースタン・カンファレンスで22試合を消化し、勝ち点「22」で最下位に沈んでいる。ここからの巻き返しを目指すルーニー監督にとって、ベンテケは心強い戦力となるだろう。


【画像】ベンテケがDCユナイテッドへ完全移籍

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