8月は驚異の「OPS1.862」!ホームラン王独走中の巨人・岡本和真 球界OBは「最終的には外の低いボールで勝負する」と攻略法を語る
2023年8月9日(水)17時19分 ココカラネクスト
ホームランを量産する岡本。8月は手が付けられない出来だ(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext
巨人・岡本和真が8月に入って状態を上げている。7月の月間打率は.221と低迷したが、8月の月間打率は.429と絶好調。さらには今シーズンの月間別の最多本塁打を見ると5月に9本塁打放っていたが、8月はすでに5月に並ぶ9本塁打を記録している。まだまだ8月を3分の1しか消化していないにもかかわらず、月間別の最多タイの本塁打をマークしており、コンディションの良さがうかがえる。さらには、8月のOPSは1.862という異次元の数字となっており、岡本の抑え方に頭を悩ませている球団は多いだろう。
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手が付けられなくなった岡本を抑える方法はあるのだろうか。現役時代に阪神で活躍した能見篤史氏がYouTubeチャンネル『ytv阪神応援チャンネル「トラトラタイガース」』に出演。狭い東京ドームで岡本をどのように抑えるべきか持論を展開した。
まず東京ドームでマウンドに立った際の心構えとして、「(ホームラン)を意識しすぎると自分のピッチングができなくなる」と話し、「ランナーを貯めてホームランを打たれるよりはソロホームラン(のほうが良い)。それぐらいの気持ちでいかないと攻めることができない」とコメント。“ホームランは仕方ない”という開き直りが大切になってくるという。
次に岡本の具体的な抑え方として、「最終的には外の低いボールで勝負するので、そこまでの過程として僕はインコースをすごい攻める」「そこを意識させて(外の)ボールを遠くに見せるっていう作業はします」と口にする。当然インコースを攻めることには怖さがあるが、「ファールをなんとか打たせていく」と語った。
岡本クラスの強打者はリスクをとらなければ抑えられないため、同点や接戦の試合では外中心に攻めたり、申告敬遠をしたりなどして無理せずに勝負を避けるケースは増えるだろう。岡本の後ろを打つ打者のコンディション次第では、今後一気に四球が増える可能性が高い。岡本の打順でどのような攻め方を見せるのか他球団の動きに注目したい。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]