ケパ以外にも…ビルバオ、12年夏以降の契約解除金収入は約284億円
2018年8月10日(金)19時7分 サッカーキング
同紙が今回取り上げたのは、スペイン代表MFハビ・マルティネス、スペイン人MFアンデル・エレーラ、フランス代表DFアイメリク・ラポルテ、そしてケパの4選手だ。この4選手の売却にあたっては、いずれも移籍先のクラブが契約解除金を満額支払っている。
まず、2012年夏にアスレティック・ビルバオからバイエルンに移籍したJ・マルティネス。バイエルンは同選手を獲得するために契約解除金4000万ユーロ(約51億円)を支払った。なお、この金額はブンデスリーガにおけるスペイン人選手の移籍金史上最高額であると同紙は伝えている。2014年夏には、マンチェスター・Uがエレーラを獲得した。この時には、契約解除金3600万ユーロ(約46億3000万円)がアスレティック・ビルバオに支払われている。
今年1月の移籍市場では、マンチェスター・Cがラポルテ獲得で契約解除金6500万ユーロ(約83億5000万円)をアスレティック・ビルバオに支払った。この金額はマンチェスター・Cにおける当時のクラブ史上最高額であった(今夏の移籍市場でアルジェリア代表MFリヤド・マフレズがこれを更新した)。そして今夏、アスレティック・ビルバオはケパの売却で8000万ユーロを手にした。すでに報じられている通り、この金額はGKの移籍金としては史上最高額となっている。
同紙は、「契約解除金を満額支払うか、取引をやめるか」といったアプローチで、アスレティック・ビルバオが多額の移籍金収入を得ているとした。バスク地方出身選手のみを集める“純血主義”に注目が集まる同クラブだが、移籍交渉におけるポリシーもなかなかにユニークである。