なでしこの主将・熊谷紗希、8強敗退を受け「あとちょっと届かなかった部分が自分たちの力の無さ」

2023年8月11日(金)19時37分 サッカーキング

キャプテンとしてなでしこジャパンを支えてきた熊谷紗希 [写真]=Getty Images

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 FIFA女子ワールドカップオーストラリア&ニュージーランド2023・準々決勝が11日に行われ、なでしこジャパン(日本女子代表)はスウェーデン女子代表に1−2で敗れた。試合後、なでしこジャパンのキャプテンを務める熊谷紗希がフラッシュインタビューに登場した。

 今大会のなでしこジャパンメンバーにおいて、2011年に行われたドイツ大会で成し遂げた優勝を知る唯一の選手である熊谷は「結果がすべてなんで、負けて終わってしまったのは悔しいです」と3大会ぶりの優勝に手が届かなかったことへの悔しさを滲ませた。敗戦直後ということもあって「今この状態で自分の試合を振り返るのは難しいですが」と前置きしつつも、「それでも自分たちにチャンスはあったと思っています」と主張。「最後、いくらでも取り返すチャンスがあった中、あとちょっと届かなかったところが自分たちの力の無さだと思います」と語った。

 熊谷はこの日も“守備の要”として最終ラインの中央に入ったが、高さのあるスウェーデンを相手に、結果的にはセットプレーが絡んだ場面から2失点を喫することとなってしまった。「自分たちが少なからずチャンスは作れて、警戒していたセットプレーから2失点する形となってしまいました。もう少し後ろが踏ん張れれば前にチャンスができたと思います」と話している。

 また、キャプテンとして今大会のチームをピッチ内外で支えてきた熊谷は「とにかく悔しいですが、一緒に戦ってくれた仲間に感謝したいです」と周囲へのメッセージも口にした。「もう少しみんなと戦いたかったです」と本音も漏らしながら「少しでも前に進むことが日本の女子サッカーの未来に繋がると思っていました」と自身の今大会に懸ける思いも告白。最終的には悔しい敗戦となり、「今はこの結果をしっかりと受け止めるしかないのかなと思っています」と述べた。

 ワールドカップの戦いを終えたなでしこジャパンは、今年10月よりパリ・オリンピックのアジア2次予選が開幕する。今大会を経てなでしこジャパンがどのような成長を遂げるのか、今後の戦いにも注目だ。

サッカーキング

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