マンUのレジェンド・ネヴィル氏、オーナーグループに不満を吐き出す…「埋め込まれた腐敗」

2022年8月14日(日)17時4分 サッカーキング

不満の収まらぬネヴィル氏 [写真]=Getty Images

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 元マンチェスター・ユナイテッドのイングランド代表DFで、現在は解説者を務めるギャリー・ネヴィル氏が、オーナーグループへの不満を語った。14日、イギリスメディア『マンチェスター・イブニング・ニュース』や『スカイスポーツ』などが報じている。

 同日、マンチェスター・Uはブレントフォードとアウェーで対戦。試合は前半35分までにブレントフォードが4得点を挙げるなど、ホームチームの圧勝に終わった。

 試合後、ネヴィル氏が『スカイスポーツ』にてコメント。まずは試合を振り返っている。

「マンチェスター・Uが前半に良かったことを1つでも考えようとしているが、何1つ浮かばない。42年間ユナイテッドを見てきたが、あの前半ほど酷かった瞬間は無かった」

 そして話題は、オーナーグループへの不満へ。この日も、マンUサポーターからクラブを所有するグレイザー家に対し、クラブ売却を呼びかけるバナーを掲げられるなど、不満が相変わらず大きいままだ。ネヴィル氏は、グレイザー家を「埋め込まれた腐敗」と表現し、移籍戦略について不満を述べた。

「マンUは8~10か月も前から、夏に向けてチーム再建の必要があると知っていた。(昨シーズン暫定監督を務めた)ラルフ・ラングニック氏は、それを開胸手術と表現した。彼は、暫定監督としての役割を終えてから、移籍市場で陣頭指揮を執るつもりだった(結局2022年5月にクラブを離れ、その後オーストリア代表監督に就任)。彼ら(グレイザー家)は、明らかに彼の言うことを聞かなかったし、選手を獲得することも全く出来ない。それが今の問題だ」

「マンチェスター・ユナイテッドは過去10年間、常にファンの怒りに対してカネで解決し、それで移籍市場を過ごしてきた。問題は今、誰もカネを取りたがらないことだ。そして、彼らはカネを使うことも出来ず、それは大きな問題だ」

「ハーフタイムにも言ったが、このクラブに来ることを、前半を見ていた選手はどう考える? それは素晴らしいクラブだし、魔法のようだ。自分の人生で最高のことだし、クラブを応援出来ることをこれ以上誇りに思うことは出来なかった。しかし、今は本当に絶望的だ。リーダーシップも声も無い。個々の選手や監督を責めることは出来ない」

 レジェンドからも不満とため息ばかりが漏れるなど、かつてないほどの逆風に晒されるマンU。次節リヴァプール戦では、一部のサポーターが「#EmptyOldTrafford」(オールド・トラッフォードを空席に)というキャンペーンも行うと伝えられており、一刻も早くこの悪い状況から抜け出したいところだが。

サッカーキング

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