豪州SCとディズニー・ピクサーの『カーズ』がコラボ。マックィーンカラーのコモドアが参戦へ

2017年8月15日(火)11時25分 AUTOSPORT web

 今週末の8月18〜20日に第9戦を迎えるVASCヴァージン・オーストラリア・スーパーカー。その人気ツーリングカー選手権で19号車のホールデン・コモドアVF、ウィル・デイビソンのマシンを走らせるテクノ・オートスポーツが、ディズニー・ピクサーとコラボレーション。あの『ライトニング・マックィーン』が参戦することとなった。


 長期のフランチャイズ契約を締結しているディズニー・ピクサーとVASCは、この週末に開催されるレッド・ロースター・シドニー・スーパースプリントの1戦で、ウィル・デイビソンのマシンを映画『カーズ』に登場する『ライトニング・マックィーン』のカラーリングに一新。

ウィル・デイビソンのマシンには、カラーリング細部に仕掛けも施された


 これは現地11月に発売される『Cars3(邦題:カーズ・クロスロード)』のDVDとブルーレイのリリースを記念してのキャンペーンで、デイビソンのコモドアVFは通常の19号車から、映画と同様の95号車に変更してのエントリーとなる。

テクノ・オートスポーツは新ファクトリーにファンを招いてワークショップを開催


 VASC“最大の祭典”として名を馳せるバサースト1000の、2016年ウイニングチームであり、つい先日にはこの4月から建設が進められてきた新社屋への移転を終えたテクノ・モータースポーツは、その落成式で『ライトニング・マックィーン』を初お披露目。数百万ドルを投資した4500平方メートルのファクトリーをファンに開放し、熱い視線を集めた。


 シドニーのイベントで“マックィーン”となるデイビソンは、とくに小さな子供たちからの反応を楽しみにしていると語った。


「このカテゴリーとディズニーの長年に渡るコラボレーションは、過去数年にわたって大きなインパクトを残してきた。当時チームメイトだったマーク(・ウインターボトム)がカーズ2のフロスティを演じた時、それが子供たちにどれほどとてつもない影響を及ぼすのか、目の当たりにしたんだ」


「このマシンをグリッドに並べることは、もうただのカラーリングを超えたまったく新しいレベルの話だ。僕の小さな甥はとても興奮していて、彼の反応をシドニーで確かめるのが楽しみだよ」

クイーンズランド州のゴールドコーストとブリスベンの間に位置する新ファクトリーは、高性能ロードカー部門も併設


 一方、今季もタイトル争いを演じる名門チーム、トリプルエイト・レースエンジニアリングが運営するレッドブル・レーシング・オーストラリア(RBRA)も、その翌戦となる9月中旬の第10戦サンダウン500に向け、恒例となる“レトロ・ルック”と呼ばれるカラースキームを公開した。


 このカラーリングは1960〜70年代のホールデン・ディーラー・チームのデザインを参考に、トリプルエイトがレッドブルとタッグを組んで以来2度目となる、懐かしのレタリングを施したもの。

2013年にRBRAとなって以来、2度目の”レトロ・リベリー”を公開


 この懐かしくも新しいカラースキームは、ホールデンのデザイナーであるピーター・ヒューズの手によるもので、往年のマシンを思わせるシンプルで厚みのある赤いストライプと、ホールデンのオールド・ロゴをCピラーに配し、フォントも70年代当時のものに合わせて変更が施された。

ホールデンのフォントは1970年代のものを復刻。スキームはオリジナルとなる


 サンダウン500では、88号車のジェイミー・ウインカップ、並びに97号車のシェーン-ヴァン・ギズバーゲン(SVG)の2台ともに採用される予定で、500マイルを超える“耐久カップ”の1戦として、それぞれポール・ダンブレル、マット・キャンベルがパートナーに起用される。

今季のエンデューロ・カップ初戦のサンダウン500に投入される予定だ


 この新デザインを見たウインカップは「新しいカラーリングのマシンに乗るのは、いつだって興奮するものだね」と笑顔を見せた。


「昨年のサンダウンは、マシンのカラーリングではなくクルーのウェアでレトロ・ルックを実施したから、今年のマシンカラーリングはチームにとってより特別なものになりそうだ」


「それに、こうしたレトロ・テーマの特別カラーを施すのは、ファンにとっても、エントラントにとっても、このカテゴリーと僕らのスポーツの歴史を祝うのに最適な方法だと感じるね」


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