チェルシーMFカサデイがレスターにレンタル移籍…U20W杯ではMVP＆得点王に輝く

　チェルシーに所属するU−21イタリア代表MFチェーザレ・カザデイが、レスターにレンタル移籍することが決定した。15日、両クラブが発表している。

　なお、移籍期間は2023−24シーズン終了までとなり、買い取りオプションなどは付随していない。また、レスターでの背番号は「7」に決定した。

　2003年1月10日生まれで現在20歳のカザデイは、2018年にチェゼーナの下部組織からインテルの下部組織に移籍。順調にカテゴリーを駆け上がると、2021−22シーズンはプリマヴェーラのリーグで32試合15得点を記録し、チームの優勝に貢献した。トップチームでの活躍も期待されたものの、インテルが財政難に苦しんでいたこともあり、2022年8月にチェルシーに移籍金1500万ユーロ（約24億円）＋500万ユーロ（約8億円）のボーナスで加入した。

　チェルシーとは2028年6月30日までとなる長期契約を締結したカザデイだが、ここまでトップチームでの出場機会はなく。今年1月から半年間は2部のレディングにレンタル移籍を果たし、リーグ戦15試合に出場していた。

　今年5月から開催されたFIFA U−20ワールドカップアルゼンチン2023ではU−20イタリア代表の中心選手として、2試合でキャプテンも務めるなど、7試合出場で7ゴール2アシストを記録する大活躍で準優勝に貢献。ゴールデンボール賞（大会最優秀選手）とゴールデンブーツ賞（得点王）の2冠を達成した。

　この活躍からカサデイには多くのクラブから関心が寄せられていたなか、今夏チェルシーのプレシーズンに参加し、4試合に出場して活躍も見せたものの、より多くの出場機会を得るために2023−24シーズンはレスターでプレーすることが決定した。

　移籍が決定したことを受け、カサデイはレスターのクラブ公式サイトで以下のようにコメントを発表している。

「とても気分がいい。ここに来られて本当に嬉しい。興奮しているし、始まるのが待ちきれないね。明らかにレスターはビッグチームだし、僕は勝つためにここに来た。できる限りのことをして戦って、このチームのために一生懸命働きたいと思う」