全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権第13戦もてぎは雨中のレースを小高一斗が制し今季7勝目

2022年8月20日(土)18時50分 AUTOSPORT web

 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権第5大会は8月20日(土)、栃木県のモビリティリゾートもてぎで第13戦の決勝レースが行われ、ウエットコンディションのなかスタートを決めた小高一斗(Kuo モビリティ中京 TOM’S 320)が優勝。今季7勝目を飾った。


 午前に行われた第13戦/第14戦の公式予選の後、スーパーフォーミュラ第7戦の決勝レース直前から雨が降りはじめたモビリティリゾートもてぎ。スーパーフォーミュラ・ライツ第13戦のレースを前に一時雨は止んだが、ウエットのなかで20周の決勝レースがスタートした。


 1周のフォーメーションラップの後迎えたスタートでは、ポールポジションの木村が伸びず、2番手の小高がトップで1コーナーへ入っていく。これに4番手スタートの菅波冬悟(Byoubugaura B-MAX Racing 320)、3番手スタートの太田格之進(HFDP WITH TODA RACING)が続いていくが、2台は5コーナーでサイド・バイ・サイドとなる。ここでわずかに接触があり、コースの外に出た菅波だったが、タイヤにダメージを受けたかスローダウンを喫してしまった。


 これでトップには小高、そして太田が続くが、その後方から大きくジャンプアップをみせたのは、6番手スタートの平良響(Kuo カローラ中京 TOM’S 320)。スタートで4番手に上がると、1周目のV字コーナーで木村をパス。一気に3番手に浮上した。


 トップに立った小高は序盤から太田に対して大きなリードを築いていくが、一方2位争いは太田と平良が接近したバトルを展開。太田が我慢のレースを強いられていたが、この2台の争いに対し、後方から川合孝汰(Rn-sports 320)や木村とのバトルを勝ち抜き猛追をみせてきた古谷悠河(Deloitte. HTP TOM’S 320)が接近していった。


 ファイナルラップ、古谷は5コーナー立ち上がりで平良のインをうかがうと、S字でサイド・バイ・サイドのバトルを仕掛けていく。しかし2台は接触しスピン。平良はストップ、古谷は再走を果たし、3位でチェッカーを受けたが、レース後10秒のタイムペナルティが課され、木村が繰り上がり3位となった。優勝は20周の決勝レースで盤石のレース運びをみせた小高で今季7勝目を飾った。太田が2位となった。


 4位はペナルティを受けた古谷、5位は序盤からウエット路面でアグレッシブな走りをみせた川合孝汰(Rn-sports 320)が入り、第3戦以来のポイント獲得を果たした。6位はマスタークラス優勝となるDRAGON(TEAM DRAGON B-MAX 320)が食い込んだ。


全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権第5大会
第13戦モビリティリゾートもてぎ 決勝結果


















































































































Pos.No.DriverCarEngineLapsGridQualify
137小高一斗Kuo モビリティ中京 TOM’S 320トムスTAZ312021’44.451
22太田格之進HFDP WITH TODA RACINGスピースA412031’44.738
31木村偉織HFDP WITH B-MAX RACINGスピースA412011’44.439
436古谷悠河Deloitte. HTP TOM’S 320トムスTAZ312071’44.986
510川合孝汰Rn-sports 320スピースA412081’45.481
630DRAGON(M)TEAM DRAGON B-MAX 320スピースA412091’47.829
750菅波冬悟Byoubugaura B-MAX Racing 320スピースA412041’44.806
84今田信宏(M)JMS RACING with B-MAXスピースA412010No Time
935野中誠太PONOS Racing TOM’S 320トムスTAZ312051’44.881
1038平良響Kuo モビリティ中京 TOM’S 320トムスTAZ311961’44.930


天候:雨 路面:ウエット
ファステストラップ:小高一斗(Kuo モビリティ中京 TOM’S 320) 2’03.588 15/20
ペナルティ:Car No.36:タイムペナルティ10秒(42’15.567+10sec)
≪2022年全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権統一規則第15条1.1「衝突を起こしたもの」≫

スーパーフォーミュラ・ライツ第13戦 スタート
リードを広げた小高一斗(Kuo モビリティ中京 TOM’S 320)
太田格之進(HFDP WITH TODA RACING)
木村偉織(HFDP WITH B-MAX RACING)
小高一斗(Kuo モビリティ中京 TOM’S 320)
スーパーフォーミュラ・ライツ第13戦 表彰台
古谷悠河(Deloitte. HTP TOM’S 320)と川合孝汰(Rn-sports 320)

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