「親愛なるあなたへ、クラブの偉大な神話のひとつ」 ペレス会長、レアル退団のカゼミーロへ賛辞

2022年8月23日(火)13時14分 サッカーキング

カゼミーロへ賛辞を送ったペレス会長 [写真]=Getty Images

写真を拡大

 レアル・マドリードのフロレンティーノ・ペレス会長が、同クラブを退団するブラジル代表MFカゼミーロへ賛辞を送った。22日、スペイン紙『アス』が伝えている。

 現在30歳のカゼミーロはサンパウロの下部組織出身で、2010年にトップチーム昇格を果たした。母国でプロキャリアをスタートさせた同選手は2013年夏にレアル・マドリードへと加入。同年4月にラ・リーガデビューを飾り、2014−15シーズンにはポルトへとレンタル移籍した。2015年夏に“白い巨人”へ復帰したカゼミーロは、アンカーとして不動の地位を築く。在籍8シーズン半でクラブ公式戦通算336試合に出場すると、チャンピオンズリーグ(CL)3連覇を達成するなど、18タイトル獲得に大きく貢献した。

 まず、ペレス会長は「親愛なるカゼミーロへ、2013年1月に20歳という若さでカスティージャにやってきたあの青年のことを、今でも覚えている」と思いを馳せつつ、「ドルトムントでのあなたの素晴らしい20分間も、忘れることはないだろう。あれから10年、あなたはこのクラブにおける偉大な神話のひとつだ。正直なところ、こんな日が来るとは思っていなかったよ。私たちは人生で何にも代え難い、エキサイティングな瞬間を共に生き、共有してきた。このシャツ、このエンブレムとともに歩んできたカゼミーロの歴史を誇りに思う」とレアル・マドリードの選手として戦い抜いたカゼミーロへ賛辞を送った。

 また、サッカー選手として模範的な存在であったと語ったペレス会長は「毎試合、“最後の試合だ”という覚悟をもって戦っていた。ここでのプレッシャーは簡単なものではないけど、あなたはそれに立ち向かうメンタルを常にチームメイトに示してきたね」と称賛。続けて「若手選手たちの父親的存在になっている。彼らは、あなたの中にある努力、仕事、犠牲を尊敬の対象として見ているんだ」と口にしている。

 弱冠20歳で白いシャツに袖を通したカゼミーロ。約9年渡ってプレーし、クラブ史に名前を刻む功績を残した同選手のキャリアについて、ペレス会長は「このサイクルにピリオドを打つのは簡単なことではない。クオリティを証明するために、5試合だけチャンスが欲しい、と言われたのを昨日のことのように思い出す。結局、5試合じゃなくて336試合、18タイトルになったね」と告白。さらに「自分の将来を決める権利を得たのだから、私たちはそれを尊重しなければならない。だけど、これだけは覚えていて欲しい。どこにいてもあなたは常にレアル・マドリードの、この家族の一員なんだ。いつか帰ってきた時、私たちはこの瞬間を思い出すだろう。これからもずっと、ここはカゼミーロの家。レアル・マドリードをより偉大なクラブにするために、手助けをしてくれてありがとう」と感謝の思いを明かしている。

サッカーキング

「レアル」をもっと詳しく

「レアル」のニュース

「レアル」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ