ボルボ史上最小の電動SUV『EX30』発表。10月よりサブスクリプション、11月より通常販売開始

2023年8月25日(金)13時58分 AUTOSPORT web

 ボルボ史上最小の電気自動車として、都市部の立体駐車場や日本の交通事情にもマッチする電動コンパクトSUV『EX30』が登場。先行するBEVモデルの『C40』や『XC40』と比べても25パーセントのCO2排出量削減を達成するなど、ボルボ史上最少のカーボンフットプリントを実現した同車は、10月2日より2段階でのサブスクリプション受付を開始し、11月中旬より通常販売が開始される。


 2030年までに、販売するすべての新車を電気自動車にすることを表明し、2025年に国内で1万台以上の電気自動車の販売を目指すボルボが、その「目標へ向け大きく貢献するモデル」と位置付ける『EX30』は、全長4235mm×全幅1835mm×全高1550mmというコンパクトなサイズながら、ロングホイールベース、大径ホイール、均整のとれたオーバーハングなど、最新世代のBEVらしくバランスの良さと洗練された印象を醸し出す。


 エクステリアでは、グリルレスのフロントフェイスやデジタル表現を用いたトールハンマーヘッドライトがあしらわれ、最先端のテクノロジーとこだわりのスカンジナビアン・デザインが表現されるとともに、標準的な機械式立体駐車場に対応するサイズながら、ボルボの考える基準を満たした高い安全性を実現する。


 その一例として、通行中の自転車や電動キックボードなど他の交通利用者の前でドアを開けようとすると音と視覚で警告するドア・オープニング・アラートを全ドアに搭載。さらにボルボ独自のアルゴリズムで作動する特別なセンサーが1秒間に約13回、ドライバーの目や顔の動きを検知し注意散漫や眠気などを警告するDAC(ドライバー・アラート・コントロール)や、前方を他車が不意に横切った際、自動ブレーキで停止させ衝突の回避や軽減をサポートする新機能が加わったインターセクション・サポートなど、幅広いアクティブセーフティ機能とドライバーサポートシステムを備える。


 また、生産を含めライフサイクル全体にわたるCO2排出量削減にも取り組み、内外装の素材にも配慮。車両をより小型化することで製造に必要な素材が少なくなることに加え、生産に関連するCO2排出量の最大の要因であるアルミニウムとスチールの使用量を減らし、リサイクル素材をより多用する構成とした。


 これにより『EX30』の製造に使用される全アルミニウムの約25パーセント、全スチールの約17パーセントがリサイクル素材となり、使用される全プラスチックの約17パーセントをリサイクル素材とするなど、ボルボ社の中でもっとも高い割合を誇る。

全長4235mm×全幅1835mm×全高1550mmというコンパクトなサイズながら、ロングホイールベース、大径ホイール、均整のとれたオーバーハングなど、最新世代のBEVらしくバランスの良さと洗練された印象を醸し出す
グリルレスのフロントフェイスやデジタル表現を用いたトールハンマーヘッドライトがあしらわれ、最先端のテクノロジーとこだわりのスカンジナビアンデザインが表現される
通行中の自転車や電動キックボードなど他の交通利用者の前でドアを開けようとすると音と視覚で警告する”ドア・オープニング・アラート”を全ドアに搭載


■最大航続距離は480kmを誇る


 これら再生素材を多用したインテリアは2種類が設定され、廃棄物から作られた再生プラスチックと、こちらも再生可能な繊維である亜麻やリサイクルポリエステルを約70パーセントを含むウール混紡素材を使用。さらに再生プラスチックを含む3Dニットのシート素材に、リサイクル&バイオ素材を使用した“ノルディコ”シートなど、環境にも配慮された快適なインテリアが構築される。


 そのデザイン面でも「集約化」の原則を徹底することで素材の使用量を減らしながら、より少ないスペースで大きなクルマと同様の体験を実現する工夫が施され、ボルボ初の試みとしてホームオーディオからインスピレーションを受けたサウンドバーを搭載。ハーマン・カードン製のハイエンドなサウンドシステムと組み合わせることで、車内全体がプレミアムなサウンドで満たされる。


 もちろん、従来のモデルと同じくダッシュボード中央に配置された12.3インチのセンタースクリーンにはGoogle搭載のハンズフリー支援やナビゲーション、Google Playのお気に入りアプリが組み込まれ、5G対応によって高速な応答が可能なほか、ボルボ初となるワイヤレスのApple CarPlay機能も搭載。


 上部に速度や充電量などの運転に関する重要な情報を表示し、ナビゲーションやメディアなどの機能は下部に配置することで使いやすさを追求するとともに、運転の集中力を高めるための“Calm”表示機能なども備えた。


 パワートレインには最高出力200kW(約272PS)、最大トルク343Nmの電動モーターに、三元系正極材(NMC/主成分はニッケル・マンガン・コバルト)を採用した容量69kWhの高効率なNMCバッテリーを搭載。最大充電電力量は153kWhとなり、欧州参考値ながら一充電あたりの最大航続距離は480kmを誇る。


 車両価格は559万円(税込)となり、前述のとおり月額9万5000円で利用できるサブスクリプションを300台限定で導入。第1弾(100台)は10月2日より、第2弾(200台)が10月16日より開始され、前車がモスイエロー、後車がクラウドブルーの2色となっている。


『Volvo Smallest Showroom』特設サイト:https://jp.volvocars.com/jp/cp/ex30-smallest-showroom-2023-q3/
サブスクリプション特設サイト:https://jp.volvocars.com/jp/electric/2023-ex30-electric-campaign/
ボルボ・カスタマーリレーションセンター:0120-019-270

リサイクル&バイオ素材を使用した”ノルディコ”シートなど、環境にも配慮された快適なインテリアが構築される
ボルボ初の試みとしてホームオーディオからインスピレーションを受けたサウンドバーも搭載
月額9万5000円で利用できるサブスクリプションを300台限定で導入。第1弾(100台)は10月2日より、第2弾(200台)が10月16日より開始され、前車がモスイエロー、後車がクラウドブルーの2色となっている

AUTOSPORT web

「ボルボ」をもっと詳しく

タグ

「ボルボ」のニュース

「ボルボ」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ