岡田阪神 巨人に大勝でマジック22!存在感を示した「ロマン砲」とは

2023年8月26日(土)16時30分 ココカラネクスト

森下はルーキーイヤーながらクリーンアップを務めている(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext

 阪神は8月25日に行われた巨人戦(東京ドーム)に8−1と大勝、マジック「22」とした。

 圧巻の戦いぶりだった。まず口火を切ったのはドラフト1位ルーキーの森下翔太だ。3回二死二塁、相手エースの戸郷翔征のインコース直球をマン振りすると打球はぐんぐんと伸びて、左翼スタンド上段に突き刺さる衝撃アーチを放った。思わずマウンド上の戸郷も呆然とするほどの完璧な一振りだった。

【動画】エグすぎる打球、森下が3回二死二塁、巨人戸郷から特大の先制2ランを放った場面

 ルーキーの豪打で勢いづいたのか、阪神打線はこの後も戸郷を攻略、5回一死で降板するまでに先発野手全員安打と、火がついたら止まらない猛虎打線の恐ろしさを印象づけた。

 投げては先発の村上頌樹が3回に味方失策で1点を奪われながらも、その後は4回、5回をいずれも三者凡退に抑える危なげないピッチングを披露。6回3安打1失点で8勝目を挙げた。

 先発野手全員安打、先発した村上、救援陣の好投とヒーローが多く生まれた試合となったが、何といっても光ったのはドラ1ルーキーの森下だろう。

 首脳陣からのアドバイスも受けてインコースの直球を逃すことなく、先制の特大6号2ランを放った。ここまで8打数1安打と抑えられていた同級生の戸郷に土をつけられたことも大きかった。

 また森下が打つとチームが勝つという〝森下伝説〟も健在。ここまで6発を放ち、敗れたのは今月15日の広島戦のみと高い勝率を誇っている。ルーキーの一発がチームを活気づけていることは間違いないようだ。

 入団当初からフルスイングが代名詞。今季はここまで64試合に出場し、打率・240、6本塁打、34打点。7月からはクリーンアップの一角を務めるなど、勝負強さも自身の強みとなっている。

 快進撃を続けていることで、この日8勝目を挙げた村上とともに新人王の有力候補にも浮上。明るい話題に事欠かない岡田阪神は目指すアレに向け、死角はなさそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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