スーパーGT:LM corsa 2017年第6戦鈴鹿 予選レポート

2017年8月27日(日)11時38分 AUTOSPORT web

2017 SUPER GT
INGING MOTORSPORT
第6戦鈴鹿サーキット レースレポート
◆8月26日(土)<予選>天候:曇り|コース状況:ドライ
#51 JMS P.MU LMcorsa RC F GT3 5位


真夏の3連戦を締めくくる「第46回インターナショナルSUZUKA 1000km」
JMS P.MU LMcorsa RC F GT3は坪井翔のドライビングで予選Q1を9位で突破し、中山雄一が予選Q2でGT3勢では2番手となる5位を獲得した。


 7月後半から約1ヶ月間で3連戦という過酷なスケジュールが組まれている2017年のAUTOBACS SUPER GTシリーズ。真夏の連戦の締めくくりとなる第6戦の「第46回インターナショナルSUZUKA 1000km」が鈴鹿サーキットで開催された。
 3週間前におこなわれた第5戦の富士スピードウェイラウンドは、選択したタイヤがコースコンディションと合わず、予選ではシーズン初となるQ1敗退を喫したJMS P.MU LMcorsa RC F GT3。17番手スタートとなった決勝レースは、二人のドライバーとチームが一丸となって9番手まで追い上げ、厳しいレースながらも2ポイントを獲得した。
 今戦のSUZUKA 1000kmは決勝レースが6時間に迫るハードな戦いになる。そのため、付与されるシリーズポイントは通常のレースより多く、最大5ポイントがプラスされる。
 現在シリーズランキング5位のJMS P.MU LMcorsa RC F GT3は、60Kgのウエイトハンデを課せられている。また、BoP(性能調整)によってリストリクターが前戦の40.0mm×2から38.0mm×2に絞られているが、是が非でも上位に入賞し、少しでも多くのポイントを獲得したいレースである。

5番手を獲得したJMS P.MU LMcorsa RC F GT3

 第6戦のスケジュールは、8月26日(土)に公式練習と予選、27日(日)に1000kmの決勝レースがおこなわれる。まずは、9時20分から1時間45分に渡る練習走行が始められた。鈴鹿サーキットは明け方からの通り雨によってコースが濡れ、走行開始時には雨は止んだもののコースコンディションはウエット。そのため、最初はウエットタイヤを履いてコースインすることになった。路面は45台のマシンが走行する中で乾いていき、開始1時間を越えると完全にドライコンディションへと変わる。JMS P.MU LMcorsa RC F GT3は、これまでの5戦では中山が最初にステアリングを握りセットアップを行なってきたが、今回は坪井が最初に乗り込む。ニュータイヤでの走行経験が少ない坪井がタイヤの特性を確かめることが目的で、ミディアムとハードの2種類のタイヤを試しながら15周を周回。タイムは2分0秒010でGT300クラス30台中3番手のタイムとなった。中山は公式練習では走行せず、その後におこなわれたサーキットサファリで最終チェックをおこなうのみで予選前の走行を終えた。


<予選>
 公式練習ではウエットコンディションによって予定したプログラムは全てこなせなかったJMS P.MU LMcorsa RC F GT3だが、3番手タイムをマークし、セットアップの方向性が正しいことは確かめられた。そして、予選Q1はこれまでの5戦と同様に坪井がコクピットに入った。コースインから3周に渡りコースコンディションの確認とタイヤに熱を入れ、4周目からタイムアタックを開始。タイムアタックの1周目で練習走行を上回る1分59秒492をマークし、9番手のタイムで予選Q1を突破した。

タイムアタック1周目でQ1突破のタイムを出した坪井翔

 GT500クラスの予選Q1を挟みおこなわれた予選Q2。ステアリングを握った中山は、坪井と同じく3周に渡って入念にタイヤに熱を入れていき4周目にアタック。コースコンディションが良くなったこともあり予選Q1を上回る1分58秒581を記録し、鈴鹿サーキットのレイアウトを得意とするJAF-GT勢には抜かれたものの見事に5位を獲得した。
Q2で見事5番手タイムを叩き出した中山雄一

 前戦の富士ではQ1突破を逃したJMS P.MU LMcorsa RC F GT3だったが、予選で5位を獲得したことでチームの士気は上昇。明日は長丁場となる1000kmの決勝レースなので、チーム一丸となって上位フィニッシュ、そして2度目の表彰台を狙う。


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