トヨタグループ、富士スピードウェイ近隣の“モータースポーツビレッジ”計画発表。小山町と協定締結

2018年8月28日(火)11時34分 AUTOSPORT web

 トヨタグループの不動産企業、東和不動産株式会社は8月27日、富士スピードウェイの所在地である静岡県駿東郡小山町が推進する『(新東名高速)小山パーキングエリア周辺地区土地利用事業』にかかる事業協力者に選定され、同町と開発基本協定を結んだと発表した。


 2021年春の順次開業を目指すこの土地開発計画は、2020年度の開通を予定している新東名高速の小山パーキングエリアおよび小山スマートICから近隣の富士スピードウェイを結ぶエリアに、レース車両の保管施設やホテル、レストランなどを置き、一帯を“モータースポーツビレッジ”化するもの。


 より具体的な事業内容については今後公表される予定だが、現時点では約27ヘクタールの敷地内に自動車メーカー用の大型ガレージをはじめ、隣接する御殿場市に数多くみられる国内のレーシングチーム向けのガレージ、さらにアマチュアドライバーが使用するプライベートガレージの建設が計画されている。


 また、東和不動産と小山町はこれらに加えて、同エリアに宿泊施設やレストランなどを設置予定。モータースポーツを楽しむ人々が安全・快適に過ごすことのできる地域を作り上げるとともに、新たなモータースポーツファンの創生、ならびに地域経済の発展を目指し、双方での協議の上で開発計画を進めていくという。

開発エリアの土地利用構想図
計画では各種ガレージ、宿泊施設、レストランなどの設置が予定されている


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