ホンダで初ポール獲得のP.エスパルガロ「今年は苦戦してきたから、今はこの瞬間を大事にしたい」/MotoGP第12戦予選トップ3コメント

2021年8月29日(日)8時55分 AUTOSPORT web

 MotoGP第12戦イギリスGPの予選がシルバーストン・サーキットで行われ、MotoGPクラスの予選でフロントロウを獲得したポル・エスパルガロ(レプソル・ホンダ・チーム)、フランセスコ・バニャイア(プラマック・レーシング)、ファビオ・クアルタラロ(モンスターエナジー・ヤマハMotoGP)が会見に出席。予選を振り返った。
 


■ポル・エスパルガロ(レプソル・ホンダ・チーム)/予選:ポールポジション


「オーストリアでの2連戦はきついレースだったから、(このポールポジション獲得は)ちょっと衝撃的だったよ。信じられない気持ちだ。僕は毎日、ちょっとずつでもよくしようとしている。懸命に取り組んでいるんだ。けれど、結果が出なかった」


「ここではずっと楽になっている。コース、低い気温。そして、コース上では特にグリップがある。自分のライディングスタイルをうまく生かす必要があると思ったんだ。ピットでのバイクの、ちょっとした問題点を忘れるためにもね。それから、このポールポジションは、ホンダにとってもよかった。今日はこの喜びを楽しもうと思う。明日はまた違う1日になるだろうけれどね。ただ、今日のポールポジションは優勝にも値するよ」


「今は、あまり明日のことを考えたくはないんだ。今年はかなり苦戦してきた。今はこの瞬間を大事にしたいんだ。もちろん、明日のためにやることはやるし、全力を尽くすけれど、明日何が起こるのか、とは考えを巡らせたりしないよ。今は、(このポールポジションを)楽しむときだ。長いこと、こういう状況にはいなかったわけだから。苦労してきただけに、ふさわしい結果だと思うんだ」


■フランセスコ・バニャイア(プラマック・レーシング)/予選:2番手


「この週末は、かなりうまくいっていると思う。最初は少し苦戦したけれど、セッションごとによくなっていった。フリー走行4回目では、バイクにかなり自信を持っていた。ファビオ(・クアルタラロ)はもうちょっと速かったけれど、明日のレースでは3、4人のライダーによってトップ争いが展開されるだろう」


「予選では、ホルヘ(・マルティン)のタイム(※オールタイムラップ・レコードを更新するタイムだったが、トラックリミット違反により取り消された)を見て、少しがっかりしたんだ。僕にはそのタイムは無理だと思ったよ。でもとにかく、フロントロウからスタートできてよかった」


「僕はこのサーキットが好きだし、レイアウトなどすべてが好きなんだ。いつも少し、苦労するんだけどね。だから、今年はこうして強く速くいられることがうれしい。明日はいいレースができるだろうと思う」


「(ドゥカティのデスモセディチGP21は)シャシーの面で、ほんとにとても、よくなったんだ。今は、セクター1でも周りに負けない。2018年、2019年はすごく(そのセクターで)苦労していたのを覚えているよ。バイクを切り返すのに、すごくすごく重たかったんだ。今は気持ちよく走れている」


■ファビオ・クアルタラロ(モンスターエナジー・ヤマハMotoGP)/予選:3番手


「今朝はソフトタイヤでとても苦労していた。僕はフリー走行3回目で2回、アタックしたんだけど、バイクにはあまりいい感触がなかったんだ。通常、タイムアタックではソフトタイヤを履く。さらにグリップが得られるからね。でも、今日はそうはいかなかった。加速面でかなり苦労していた。ただ、今日の目標はフロントロウ獲得だ。もうこれ以上、ソフトタイヤを使うこともないだろう」


「フリー走行4回目では満足しているよ。最初は攻めていた。2回目のコースインではさらにスムーズに走ったのに、ラップタイムがよかった。そのとき履いていた(ミディアム)タイヤでのペースには、満足しているよ」


「フロントタイヤの選択がより重要だね。ソフトかミディアムか……。明日はもう少し暑くなるみたいだから。路面温度が上がれば、ハードタイヤを試すかもしれない。路面温度次第だね」

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